Nintendo Switch で発売されている『リーガルダンジョン』をクリアしました。
先日クリアした『未解決事件は終わらせないといけないから』の制作者と同じ Somi さんが作ったゲームです。
![](https://hbkizn.com/wp-content/uploads/2024/12/Polish_20241231_152852915-160x90.jpg)
『未解決事件は終わらせないといけないから』は、久しぶりに攻略サイトを見ずにクリアできたゲームだったんですが…。
こっちの『リーガルダンジョン』はまるでダメでした。
つか、自力クリア無理じゃないですか!?
めちゃくちゃ大変でした…。
とにかく、文章の量が多い、字が小さい、操作性が良くない。
主人公は警部補として、各章前半は『意見書』を作成してその事件の基礎情報を整理し、後半の『ダンジョンパート』では被疑者を追い詰めて(?)容疑を確定させて送検します。
その際の情報は、事件によっては40ページ以上にも及ぶ資料から該当の箇所を探し出し、ドラッグして引っ張っていきます。
その時、うまく反応しなかったり、正しい情報なのに認識してくれなかったり…。
これ、パソコンだったらもっとスムーズだったのかな。
まぁいいですけど。
エンディングは、ゲームオーバーも合わせて14種類。
攻略サイトさまさま…のお陰で全部見ることができましたが、自力で見られたのはゲームオーバーとエンディング1だけでした…。
あまりにお粗末(笑)。
気付いたらゲームオーバーになっちゃってたし、気付いたら『休職』になっちゃってました(笑)。
まぁ、でも、ゲームの操作性とか、そういうちっちゃなことはどうでもいいです。
いやー…すごい話でしたね。
おもしろかったです。
10年近く前に綾野剛さん主演の『日本で一番悪い奴ら』という映画を見に行きました。
綾野さんの演技が本当にすごくて、「あぁ、すごい俳優さんなんだな」と改めて思った作品でした。
それが…このゲームに近いような内容で…。
『正義とはなにか』なんて言うと青臭くてちょっと恥ずかしいんですが、そんなことを考えさせられる映画でした。
正義とは、警察とは何なのか、誰のために職務を遂行しているのか。
だんだん手段と目的が入れ替わっていくというか、『点数』を稼ぐために些事は見逃す、みたいな。
映画では、拳銃を検挙するために覚醒剤を見逃す、ということが繰り返し行われていました。
『リーガルダンジョン』では、「善行の美談は0.5点、窃盗は2点、殺人は15点」というフレーズが何度も出てきます。
どちらも、本当に怖いです。
一般市民とは違う権限を持った警察が、こんなことをするのでは、一般市民は安心して暮らしていけないな…と思ってしまいます。
フィクションですけど…多分…。
いや、映画は『ノンフィクション』だし、『リーガルダンジョン』も実際の事件がベースになっているって書いてあったな…。
いやはや。
ゲームは、左から右に進んでいくフローチャートのような形式で展開されています。
全部で7章、プロローグを入れて8つの事件があるんですが、それをそれぞれ『起訴』にするか『不起訴』にするかでその後の展開が変わってきます。
ほとんどは起訴・不起訴の2択なんですが、ところどころで『別の容疑で逮捕』とかもあります。
それでも、どうしてフローチャートが4つとか分かれているのかな…と思ったんですが、その事件より前の事件の起訴・不起訴の状況で同じ『起訴』でもルートが分かれたりするんです。
最初それがわからなくて、「このルートにはどうやって行くんだろう…?」と悩んでいました。
1度起訴・不起訴それぞれのルートの流れを見さえすれば、いつでもスイッチすることが可能です。
前の事件に戻って、そっちの起訴・不起訴を変更してあげれば新しいルートが開いて新しいエンディングが表示されていることもあります。
「おー、こっちはこんなエンディングか…」と…だいたい暗い気持ちになるんですけどね…。
にしても、エンディング12(多分、これが正式なエンディング?)とエンディング13(これが一番のバッドエンド)は、いやーーーな気持ちにさせられましたね…。
12を見たときは「これのためにここまでやってきたのか…」と思ってしまいましたし、13のときは「なんでこうなっちゃったんだろう…」と悲しかったです。
むしろ、エンディング1とか4くらいでやめておけば、あんな最後にはならなかったんだろうな…と。
私がゲームのプレイを止めておけば、ではなく、主人公が警察・捜査を辞めて(止めて)おけば、です。
写真は、このゲームの開始時の画面なんですが、多分左の丸ポッチが見たエンディングの数、なんだと思います。
薄っすらと敬礼をしている人物が写っているんですが、プレイを進めていくとその人(多分、主人公?)の胸の部分・肩章の部分、メダルに色が付くんです。
それが、解除した『実績』の印かなー。
ゲーム開始当初は他の部分のように色がついていなかったはずなので。
どれがどれなのかはよくわからないんですけど…。
(Switch って、実績管理みたいなのないですよね)
このゲームは Somi さんの『罪悪感三部作』の2作目だそうです。
…すごいネーミング、そして、めちゃくちゃ合っている…。
ちなみに、『未解決事件は終わらせないといけないから』は『罪悪感三部作』【 ではない 】です。
小説でいうところの『イヤミス』的な感じでしょうか。
読後感ならぬプレイ後感は、非常にイヤーな感じでしたねー。
あ、もちろん『褒め言葉』です。
これで俄然、他の2作もやってみたくなっちゃいましたよね…。
まぁ、仕方ないです(笑)。
あ、セールでちょっとお安く買えました。
それを狙って買うのも手だと思います。
![](https://store-jp.nintendo.com/mobify/bundle/1696/static/img/head/mns_ogp.png)
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