上野の森美術館で開催中の『モネ 連作の情景』に行ってきました。
美術館巡りは『ゴッホと静物画』以来です。
土日はなかなかチケットが取れないです。
開催時間が延長になったみたいで、17:00-17:30の時間帯だけ残っていたのでそこで家族分取りました。大人2枚(3,000円/人・土日祝日料金)、小学生1枚(1,200円・土日祝日料金)、未就学児は無料。小学生で入場料取られたのは初めてでしたねー。大人の3,000円もちょっと高めです。
上野の森美術館は初めて入りました。
予約して行ったんですが、結構混んでいました。
外から見るとこぢんまりとした印象でしたが、中は結構広かったです。ただ、同じ上野の東京都美術館と一緒で、『常設展』がないみたいですね。
入ってすぐに左に折れるんですが、その先は壁と地面に『睡蓮』の映像が投影されていて、地面の方は自分たちの歩幅に合わせて波紋ができるような演出がありました。地面がちょっと不安定だったんですが、それはわざとだったのかな?
中もとても混んでいて、絵を見るにもちょっと人垣が切れるのを待たなきゃいけない感じでした。
展示は時系列順になっていて、モネがまだ『印象派』と呼ばれる前の作品から順に見ていきました。
モネの作品といえば、少しぼやけた感じで鮮やかな色彩のものが思い浮かびますが、初期の作品ははっきりくっきり描かれているものが多くてちょっとびっくりしました。それもおもしろかったです。
あとは、展示は基本的に風景画がほとんどでした。人物が入っているものは数点しかなかったです。
後半は『連作』がテーマになっていて、『積みわら』『睡蓮』などの一連の作品が並べて飾られていました。同じモチーフなのに何度も描いて、その度に違う表情になるのはすごいですね。日の当たり具合とかその日の天候とかで印象が変わるのも表現されていておもしろかったです。
完全に私のリサーチ不足だったんですが、『印象・日の出』や『散歩、日傘をさす女性』なんかはなくて、『睡蓮』関係も思ったほど数がありませんでした。
作品リストはモネ展の HP にもあるので、前もって見ていけばわかっていたことなんですけど。ちょっと、というかかなり残念に思ってしまいました。チケットが意外と高めだったからちょっと期待していたんですけど。
ただ、さすが実物の絵はやっぱり色彩がとてもきれいで、見とれてしまいました。絵はもちろんカンバスに描かれているんですが、そこから先のカンバスにない部分も想像できるような、なんか広がりを感じることができました。没入感、なんですかね…。風景画がほとんどだったのも一因だと思いますが、なんだか自分がその場にいるような気になれた作品もありました。田舎の風景が多かったので、父母の実家の秋田(市内ではなく、以前は郡だったような場所です)を少し思い出しました。
ひと通り見終えて、いつも通りミュージアムグッズを買いに行こうと思ったんですが。上野の森美術館は、一旦美術館を出てからでないと入れませんでした。で、しかも混んでいる。日も沈んでいたので結構寒かったです…。10分ほどで中に入れました。
中もやっぱりめちゃくちゃ混んでいて、レジもかなり並びました。いつも通り絵葉書を2枚購入しました。『睡蓮の池』と『モナコ湾、またはモナコの港(夜明け)』です。モネの朝焼けの描写にものすごく惹かれたので、朝焼けの作品の絵葉書を探したんですが…やっぱり実物と印刷のものだとちょっと印象が変わってしまうなーと思いました。もちろんきれいな絵葉書なんですが、やっぱり実物のほうが感動したなーと。
息子は『国会議事堂、バラ色のシンフォニー』の絵葉書を買っていました。それも迷ったんだよなー。あとは、『睡蓮の池』の複製画と額縁。額縁が高くて4,000円くらいするというので、「100均とかで別に買ったら…?」と言ってみたんですが聞く耳持たずでした。ただ、実際に買った額縁を見たら、やっぱり立派でしっかりしたものだったので、まぁ良かったんじゃないかなと思います。
娘も「モネの睡蓮見た、よかった!」と言っていたので、連れてきてよかったです。
次は『ゴッホアライブ』ですかねー。それも楽しみです。
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