マレー鉄道の謎

読んだ本

有栖川有栖さんの『マレー鉄道の謎』を読みました。
先日の『ペルシャ猫の謎』と同じ『<国名シリーズ>』です。

待望の長編でした!
おもしろかった〜。
火村先生とアリスさん、2人揃ってマレーシアにお出かけでした。
本当、2人は恋人同士かなにかですか…?
今回に限っては、旧友の誘いに応じたということだったので、2人で出かけるのは別におかしくはないんですけどね。

途中までは、その誘ってくれた旧友・大龍が犯人なのではないか、とハラハラしながら読んでいました。
結局彼は、ただのとても善良な青年だったということがわかって、本当にほっとました…。
旅程の都合上、犯人が最後にどうなったかがわからなかったわけですが、どうなんでしょうねー。
残念な感じになってるんじゃないかな、と想像してしまいます。
さらに『真犯人』とも言うべき黒幕の存在も、なかなかすごいなと思いました。
ただ、少し話をしただけで他人を操れるのだから、その機転には舌を巻きますねー。
まぁ、やったことは褒められることではないですが。

第一の事件については、『トレーラーハウス』だということにもっと注目してれば、これは分かったかもしれないな、と思いました。
悔しーーーい。
目張りがいっぱいしてある部屋、で読んだ『名探偵コナン』の『バスルーム密室事件』を思い出します。
風呂場で塩素系と酸性系の洗剤混ぜて、発生させたガスで自殺しようとしていたように見せかけた話です。
あれ確か、目張りはそう見えるだけのフェイクでしたよね?
それを思い出したので、「貼ってないんじゃないか」というところまでは気づけたんですけどねー。ちょっと方向が違いましたね。
むしろ『探偵学園 Q』の『サイキックマーダー』の方に近かったかな…?

旅行者が大麻を所持していただけで死刑、というのは、昔妹が見たと言っていた『ブロークダウン・パレス』という映画のあらすじを聞いて震え上がったのを覚えているので知っていました。
確か、たまたま目をつけられて持たされただけなのに…という話だったような気がします。
(ちなみに私は見ていません)
いやー、そういうのを知っちゃうと「旅行しないに限る」「おうち最高」という結論になっちゃうんですけどね…。
でもまぁ、『たくさんの蛍』はちょっと見てみたいなとも思いますけど。
けどねー、東京でも椿山荘で1回見たことあるんですよ。
とてもきれいでした。
あとはまぁ、ハイラルにもそういう場所はありますしね…。
やっぱりおうちが最高ってことですかね…。

あと残すところ2つとなってしまいました。
楽しい時間はあっという間ですねー。

[AD]火村英生<国名シリーズ> 9冊合本版
さちこ

40代2児の母。2011年からフリーランスやってます。東京の東の方在住。
第一子が発達グレー男児で、彼が将来彼の妹に迷惑かけずに生きていけるよう、日々奮闘中です。

さちこをフォローする
読んだ本
さちこをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました