ナイルに死す

アガサ・クリスティーさんの『ナイルに死す』を読みました。
アガサ・クリスティーさんの小説は『オリエント急行の殺人』以来です。

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なんか急にアガサ・クリスティーさんにハマってしまったようですねー。
『ナイルに死す』、これもタイトルは知っているものの内容は知らないお話だったので、楽しく読ませてもらいました。

…いやー、すごい犯行ですね!
なんだろう、いわゆる「やることが多い…!! (by 『犯人たちの事件簿』有森くん )」系の犯行でした。
小説なので成功するんでしょうけど、実際だったら本当に綱渡り状態過ぎて、緊張感で吐いてしまいそうです。
なんとなくですが、「あの二人は口ではあんなこと言ってるけど、まだ好きあっていそう」なんてゲスっぽいことを思いながら読んでいたので、その通りでびっくりしました(笑)。
というか、いくつもの犯行が折り重なっていた状態でしたね!
それを一つずつほどいていって解明するポアロさんが、本当にかっこよかったです。
前回の『オリエント急行の殺人』同様、ポアロさえ来なければ完全犯罪だったかもしれないですよねー。
それくらい鮮やかな犯行でしたし、鮮やかな謎解きでした。

お金持ちで美人で、この世のすべてのものを自由にできると思っているような華やかな女性、リネット。
でも、殺されてしまいましたね…。
確かに、近くにこんな人がいたら、自分に陽が当たらなすぎて嫌になってしまいそうですが…。
殺されなければいけないほどひどい人なのか、と言われれば「No」ですけど。
まぁ、夫の座にちゃっかり収まったサイモンは…いろいろ考えがあってのこととはいえ、どうなのかなー。
やっぱり、人間金が絡むといろいろむき出しになっておっかないですね。
ラストはああいった結末になってしまいましたが、金田一耕助モノといい、昔はこういう終わり方が多めでしたよね。

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今じゃ考えられないことですが、それも『時代』ということなんでしょうか。

『ナイルに死す』というタイトルですが、『ナイル』である必要があったのかどうかはわからなかったです(笑)。
あ、『追いかけていく人』がいるので、その人が現地まで行くのにかかる時間で逆算して選ばれた場所だったとか?
でも、なんかハイソな感じの人達がたくさん出てくるハイクラスな旅の気分が味わえます。
エジプトかー、行ったことないなー、これからも行かないでしょうけど、安全な高級旅行なのであればすごく楽しそうだなと思ってしまいます。
これは、アガサ・クリスティーさんの2番目の夫が考古学者だった影響で、様々な場所に行くようになったから、とのことで、なんだかステキだなと思いました。
1回目の結婚は大変だったみたいですしね…2番目の旦那さんと一緒に幸せな旅ができたのであればよかったな、と。
しかも、自分の作品にそれを活かせたわけですしね、理想的ですねー。

さちこ

40代2児の母。2011年からフリーランスやってます。東京の東の方在住。
第一子が発達グレー男児で、彼が将来彼の妹に迷惑かけずに生きていけるよう、日々奮闘中です。

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