ドラゴンクエストIII そして伝説へ…HD-2D 版をクリアしました

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11/14に発売していた『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…HD-2D』(以下、HD-2D 版)を、ようやくクリアしました。
年内にできてよかったです。

私はモロに『ドラゴンクエストIII そして伝説へ… ファミリーコンピュータ版』(以下、FC 版)の世代です。
FC 版は多分、通しで7回くらいはクリアしていると思います。
なので、語る『思い出』はほとんど FC 版のものになっています。

今回 HD-2D 版は、今年一番楽しみにしていたゲームでしたねー。
いやー、本当によかった。
細かく言うと微妙な点もいくつかあったっちゃあったんですが、トータルでは本当によかったです。
夫に「100点満点で何点くらい?」と聞かれたので「135点くらい」と回答しました、はい。
まー、だって、アリアハンからフィールドに出た瞬間に、『冒険の旅』の前奏が流れてきて…。
その瞬間に「あ、払った金額の元は取ったな」と確信しました。

私は DQ3 のサントラ『交響組曲 ドラゴンクエストIII』、いわゆる『アポロン版の DQ3 サントラ』を持っています。
小学生の時に買いました。
それを、もう何百回と聞きました(1年以上、夜聞きながら寝ていました)。
最終トラックの『オリジナルサウンドストーリー』も大好きですが、もちろんメインの NHK 交響楽団のが奏でる DQ3 の音楽が最高です。
このサントラで、『冒険の旅』には前奏がある、というのを知っていました。
今回の HD-2D 版ではどうやら前奏が流れるらしい…というのをたまたま CM で知り、本当に楽しみにしていました。
で、実際。
しびれましたね。
とりあえず、1周分は黙って聞きました。
至福でした。泣きました。

他にも、『ダンジョン』(洞窟の曲)が、オリジナルからちょっとだけ変わっていました。
ループの直前の部分に少しだけ『つなぎ』の部分が追加になっていましたねー。
これも、アポロン版の『ダンジョン~塔~幽霊船』の、『ダンジョン』と『塔』のつなぎの部分が採用された感じです。
空耳でいつも続きの『塔』が聞こえてくる感じでしたけど(笑)。
もちろん、『岬の洞窟』から『ナジミの塔』で、アポロン版のサントラを再現するように曲のつなぎ目で移動したのは言うまでもありません。

同じ音楽関連ですと、やっぱり最後の『勇者の挑戦』ですね。
『勇者の挑戦』は、『光の玉』を使ってから流れるようになっていました。
…スーファミ版もそうですか? 覚えてなくて…。
FC 版は戦闘直後からですよね。
それももちろんいいんですけど、静かに始まって『光の玉』を使った瞬間に最高潮、って感じでよかったです。

逆に、エンディングの曲『そして伝説へ…』はちょっと不満が残りました。
…なんか曲の尺が短くないですか!?
あと、エンディングの映像なんですが、FC 版だとフィールド画面から各都市の外観を映すのがスタッフロールの画面だったと思うんですが、それがなくなっちゃってたのが残念でした。
あれを見て、「アリアハンだ」「これはマイラ」と思いを馳せるのが好きだったので。
まぁ、曲は最高でしたけどね。
12年以上前(息子が生まれる前)に DQ1・2 のファミリーコンサートに行ったとき、アンコールでこの『そして伝説へ…』が流れたのを思い出しました。
すぎやま先生もお元気でした…。

曲以外ですと、まず『すごろくがない』っていうのが私的に『良かった』点なんですよね…。
すごろく、嫌いだったんですよ、大きな声では言えませんでしたが。
毎回「やりたくないなー」って思いながらやっていて、終わったときも「結局無駄だったな…」って思うっていうのを繰り返していたので、今回そもそもなくなっていたのは嬉しかったです。
『性格システム』も正直好きじゃないんですけど、気にしないようにしました。
この2つが嫌いってことは、要するにスーファミ版の否定なんですよね…。
スーファミ版を1回しかクリアしていないのは、この2つの存在が大きいです。

グラフィックについては、昔の懐かしさを残しつつきれいになっている『HD-2D』というのは、とても良かったんじゃないかなと思いました。
完全に 3D になってくるくる回せるようになっていても、結果的には良かったのかもしれませんが、やっぱりドラクエはこんな感じが好きです。
城や街に入ったときに、上空からぐるっと回って外観を紹介してくれる感じ、あれいいですね。
『ゼノブレイド(初代)』を初めてやったとき、ガウル平原についたときの感動を思い出しました。

いろいろ言われていた『斜めグラフィックがない』っていうのは、正直そんなに気になりませんでした。
FC 版もなかったし、そんなもんかなーって。
FC 版でも縦横縦横…って動かしてぷるぷるさせていたので。
でも、船はぷるぷるしないのに、ラーミアはぷるぷるするのはちょっと…。
船とラーミアはグラフィックが違うから仕方ないんでしょうけど、ぷるぷるするかしないかどちらかに統一してほしかったなー。
あと、ラーミアは遅すぎです。
FC 版ではバラモス城に行くのと竜の女王に会いに行くのくらいにしか使わなかったから気にしなかったんですが、今回はキラキラとか秘密の場所とかを巡ったりするのに必要だったので、スピードが遅いのはちょっときつかったです。

戦闘は基本的に AI にお任せしていました。
途中で「ラリホーがめっちゃ効く」と知ってから、ボス戦は自分でやるようにしましたけど、基本は『バッチリがんばれ』でした。
…昔は常に『ガンガンいこうぜ』だったんですが、大人になってしまったということなんでしょうね…。
基本的にすごくバランスがいい戦いをしてくれて助かったんですが、1点だけ気になるところがありました。
メタル系が普通の敵と同時に出てきたとき、賢者が普通の敵に対して『ザラキ』を唱えるんですよね…。
あれ、どうにかならないかなって思いました。
多分、耐性が強すぎるメタル系に呪文がかからないようにする配慮なのかもしれないんですが、いつも「普通にイオナズンでもしてろよ…」って思っていました。
だって、勇者は普通にギガデインぶっ放してましたからね。

細かい仕様変更はいろいろ驚きました。
まず、ルーラとリレミトがコスト0。
これは衝撃でした。
ダンジョンに潜るとき、いつもリレミトとルーラの分の MP 16、もしくは8(キメラの翼で代用)は死守しなければ大変だったので、拍子抜けしましたね。

レベルが上がると全回復するっていうのにも、ちょっと拍子抜けでした。
正直「ぬるいな…」と思ってしまいました。
私は FC 版のときから、勇者男・武闘家女・戦士男・魔法使い女(『ルックス』とかめんどうだわ)だったので、今回もそれでいきました。
このパーティだと、序盤で道具袋いっぱいの薬草と、勇者が何回ホイミを唱えられるかがキモになってくるので、今回の仕様変更だとなんだか楽ちんでした。

ひろゆきさんも言っていたみたいですが、今回は『令和らしく転職前提』でしたね…。
私はいつも魔法使い女を賢者にして、それからはずっとそのままというパターンだったんですが、それだと『魔物使い』も『忍び足』もないのでモンスターが集められませんでした。
すっごく悩んだんですけど、バラモスを倒して武闘家がレベル47で『会心必中』を覚えてから、武闘家を魔物使いに、戦士を盗賊に転職させました。
…FC 版では、賢者以外の3人の経験値を完全に揃えるのが私のお作法だったので、苦渋の決断でしたよ…。
武闘家をレベル47にするのは結構きつかったですが、それがあったおかげでそれから先のレベル上げは楽でしたねー。
結局、魔物使いで全部特技を覚えてから、また武闘家に戻しちゃいました。
やっぱり、グラフィックが気に入らなかったので。
困ったのは、戦士の処遇でしたね…。
なんか、すごく中途半端な子になってしまいました。
盗賊にしたあと、レベル33で特技を全部覚えてから商人に転職させました。
穴掘りは役に立ったのでよかったです。
なんとなく武闘家とタイミングを合わせたかったので、余っていた悟りの書で賢者にしました。
もったいないから全部呪文を覚えさせて、再度戦士にしました。
でも、なんか戦闘中にやらせることがなくて…。
呪文が使えてもそこまで強くもなく、山彦の帽子も被ってないから賢者の劣化版みたいな感じだし。
なので、戦士も魔物使いにして、まものよびとビーストモードを使えるようにしてから戦士に戻しました。
なんか、ちゃんとしたキャリアパスを作ってあげられなくて申し訳なかったです。

ゾーマのあと、しんりゅうを1回倒しました。
初回はギリギリ34ターンでした。
そこで「もういいかな…」と思って、難易度を『楽ちんプレイ』にしてしまいました。
それからしんりゅうを合計3回倒し、試練の塔と最後の敵も倒しました。
なので、上の写真は『楽ちんプレイ』での討伐の結果です。
一応、パパに報告しにきたというテイでの撮影でした。

今回、エンディングの最後に『ハーゴン』のシーンが追加になっていましたね…。
「なるほど、そうきたかー」という思いと、「ムリヤリつけたかな…」という思いがあります。
最初はおもしろいなと思ったんですが、すぐに『クロノ・トリガー』のリメイクでのダルトンの「パレポリ云々」というセリフを思い出してしまいました。
あのシーンは『クロノ・トリガー』大好きで『クロノ・クロス』に恨みのある私にとっては苦い思い出にしかなっていないんですが、それを想起してしまいましたね…。

まー、やりたいことはやりきったから終わりにした、という感じです。
何年かあとにもう1回やるかもしれないですね。

最後に、次回作の『ドラゴンクエストI・II HD-2D 版』について。
私は DQ1・2のアポロン版のサントラも持っています。
で、DQ2 のアポロン版なんですが、1曲目の『ドラゴンクエストマーチ』、いわゆる『序曲』が不思議な感じなんですよ。
いつも、小学校の給食のときに放送でかかっていたシューベルトの『ます』を思い出していました。
なんというか、優雅で軽やかな感じなんですよね。
それが、DQ2 の HD-2D 版で出るのか出ないのか。
個人的にはそこが見もの(聞きもの?)だと思っています。
あとは、大好きな『Love Song 探して』も楽しみだなー。
8bit サウンドは、パートごとの強弱がほとんどなくて全部の音がガっと来る感じなのがいいんですが、『Love Song 探して』がどうなるかにも注目しています。
歌姫アンナでもルーラでもいいですが、歌付きだったら…笑っちゃいますね、きっと。
あ、あと、レベルの上限がどうなるのか、追加要素はあるのか、なんかも楽しみですね。
でも、やっぱり曲だなー、DQ2 は名曲揃いなので…。
あー、楽しみです。

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さちこ

40代2児の母。2011年からフリーランスやってます。東京の東の方在住。
第一子が発達グレー男児で、彼が将来彼の妹に迷惑かけずに生きていけるよう、日々奮闘中です。

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