東野圭吾さんの『ダイイング・アイ』を読みました。
東野さんの小説は『ナミヤ雑貨店の奇蹟』以来です。

この『ダイイング・アイ』も、発売当時に読んだ記憶があります。
が、ほとんど話は覚えていませんでした。
なので、新鮮な気持ちで読んだんですが…。
正直、正直、「なんだかなー」という感想でした。
交通事故をメインの題材として、そこに『身代わり』、記憶などの要素が入っていました。
ミステリーとしてはおもしろかったんですが…。
なんというか、「アウトローな人たちの、アウトローな罪のなすりつけ合い…」と思ってしまって、ちょっと興ざめしてしまったのも事実です。
主人公は慎介という男性なんですが、大学在学中にドロップアウトしてしまい、そこからはずっと水商売で働いています。
その時点で、なんというか「違う世界の話だなー」という感じになってしまいました。
交通事故の相手というか仲間というか、その人物に建設会社の人がいるんですが、その『建設会社』もなんだか考えてみると怪しいというか…。
全体的にアウトローなんですよね。
で、それらの登場人物たちが全体的に悪っぽい印象が強いし、超えてはいけないはずの『一線』を結構簡単に超えてくるというか。
そんなシーンがあるもんで、感情移入できないまま終わってしまいました。
以前、アンディ・ウィアーさんの『アルテミス』を読んだことがありました。

『火星の人』も『プロジェクト・ヘイル・メアリー』もものすごくおもしろく読んだので、『アルテミス』もかなり期待して読んだんですが、もちろんおもしろかったものの、なんというか肌に合わないという感じが拭えませんでした。
なぜなのか、いろいろ考えたり検索したりした結果、「主人公のジャズが、ほとんど常に犯罪スレスレのことをやっているからなのでは」という結論に至りました。
今回の『ダイイング・アイ』でもなんか話に馴染めなかったのは、この『アルテミス』と同じパターンなのかな、と思いました。
いやねー、飲酒運転はいかんですよ。
誰も幸せにならないですね。
私はもうほぼ運転しないもんで、免許も返納しちゃおうか考えているところですから、余計に怖いです。

ただ、返納しちゃったら、毎回受けている講習を受ける義務もなくなっちゃって、交通ルールがよりわからなくなっちゃうかなー、とか考えて、ちょっとまだ二の足を踏んでいます。
更新費も別に高いわけじゃないから、どうしようかなーって。
あとは、親の希望としては、息子には一応大学まで行ってほしいと思っているんですが、大学は自宅から通ってもらおうと思いました…。
今回の主人公の慎介は、大学在学中にうまくついていけずにドロップ・アウトしてしまったあと、そのままズルズルと…という感じだったので、せめて学生のうちは目の届くところにいてほしいなと思いました。
うちの息子は発達グレー特性もありますし、余計にそう思ってしまいます。
話の展開としては、とてもおもしろかったです。
まさかの結末、さすがだなと思いました。
読み終えてみて、ジャンルはミステリー…ではなく、ホラーなのかもしれない、と思いました。
そう思うくらい、ちょっと怖かったです。


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