コナン・ドイルの『シャーロック・ホームズ全集』を読みました。
『グーテンベルク21』さんの本です。以前にも『赤毛のアン』を読ませてもらいました。Kindle Unlimited 率が高いので助かっています。
シャーロック・ホームズを初めて読んだのは中学生の時です。
中2のときに部活の後輩が『金田一少年の事件簿』の存在を教えてくれて、そこからめちゃくちゃハマりました。で、同じような漫画はないか…と調べて、当時まだ単行本が3巻くらいしか出ていなかった『名探偵コナン』に行き着きました。「あー、『YAIBA』とか『まじっく快斗』の人の漫画だー」って。これまた読んでおもしろくて。で、コナンといえばシャーロック・ホームズなので、そこからちょっとだけ小説を読んだ感じです。
いやー、おもしろかったですね! ページ数でいうと、上巻が1260、下巻が1514。すべて読むのに1ヶ月近くかかってしまったと思います。でも、読んでよかった。しかも、ただ、だし。Kindle Unlimited なので。
長編4つ、短編56つ。すべて入っていました。すべて読みました。これでようやく、私もスタートラインに立てたような気がします。なんのスタートラインなのかはわかりませんが。
中学生のときに買って読んだのは『シャーロック・ホームズの冒険』と『恐怖の谷』でした。
しかも、『恐怖の谷』についてはまったく覚えていなかった…。こんな話だったっけ…?
特に印象に残ったものをいくつか。
まず、『緋色の研究』。シャーロック・ホームズのデビュー作です。
お恥ずかしながら初めて読んだので、鮮やかな逮捕劇に驚いてしまいました。幸いなことに、シャーロック・ホームズについての考察のページはインターネット上に山ほどあるので、いろいろ読ませてもらいました。たしかに、最後のこのこと現れてあっさり逮捕されてしまったのは辻褄が合わないかもしれませんが、それにしてもおもしろかったです。当時はこの話がぜんぜん話題にならなかったとのことなんですが、埋もれることなく後世に残って本当に良かったです。
ちなみに、中学生でもタイトルだけは知っていたんですが、『緋色』が真っ赤だということは知りませんでした。ネットなくても辞書で調べればよかったんですけどねー。そのあと昼ドラの『緋の稜線』で、初めて『緋』が赤だということに気づきました。
『ボヘミアの醜聞』。この本だと『ボヘミア王家の色沙汰』でした。当時は『醜聞』という単語もわかりませんでしたねー。なんか怪談とかそういうたぐいだと思っていました。英語のタイトル『A Scandal in Bohemia』を見て、ようやくスキャンダルだとわかりました。
アイリーン・アドラーはとても鮮やかだったんですが、これにしか出ていなかったんですね! しかも結婚しちゃったし(笑)! シャーロック・ホームズ物語のヒロインだと思っていたので意外でした。
あと、中学生のとき、ホームズがコカイン常習者だと知ったのもこの話だったような気がします。ショックでしたねー。「ダメ。ゼッタイ。」ですよ。
『踊る人形』。暗号といえばこの話、ということで知っていたんですが、なんで知っていたんでしょうか? 『シャーロック・ホームズの冒険』には入っていない話のようなんですが…。何かで見たのかな。
英語だと26文字ですが、日本語だとひらがなだけだとしてももうちょっと多いので、覚えるのも書くのも大変そうですね。まー、日本語版にしたら、探偵学園Q の神隠し村の暗号みたいな感じになるんでしょうねー。
しかし、これをささっと書いて会話するだなんて、私には無理だな…。
最後に『ソア橋』。この本だと『ソア橋事件』でした。これってシャーロック・ホームズの話だったんですね…。知らなかった…。ドラマ『アンナチュラル』の第7話『殺人遊戯』に出てきた話です。アンナチュラルは大好きで、何度か通しで見ているんですが…。なるほど、こういう話だったんですねー。しかし『アンナチュラル』の子、これだけ殺人トリックというかアリバイトリックなんかが溢れているこの現代で、この小説を出してくるところが渋いですね。それくらい、この『ソア橋』が半ば常識のような教本のような存在なんでしょうね。知らなかったけどね…。
シャーロック・ホームズは、以前息子と一緒に子供用のものを読みました。
いつ読んでもよんでもおもしろい。それって、本当にすごいことですね。しかも、Kindle Unlimited だったらただ、だし!
Kindle Unlimited で読みました。
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