久坂部羊さんの『カラダはすごい! モーツァルトとレクター博士の医学講座』を読みました。
久坂部先生の本は『祝葬』以来です。

久しぶりに久坂部先生の『小説じゃない本』です。
(と言っても、3冊ぶりですが)
久坂部先生が、人体についての授業をしてくれているような感じでした。
教壇に立つ経験がおありだとのことで、とてもわかりやすく教えてくれました。
私自身は、『高校生物を受講していない』というレベルの知識しか持っていないです。
それでも、最近は興味があっていろいろ本を読んだりしていたので、それなりに知っていることもありました。
ただ、文章自体も話題もとてもおもしろく、ずっと興味を継続したまま読んでいられましたたねー。
すごく良かったなです。
本書の内容としては、『健康情報』がほとんどではありますが、「こんなに人体とか生物に興味を持つのであれば、高校の時に生物履修しとけば良かったな…」とちょっと思ってしまいました。
でも、こういう本を読んでもっといろいろ知ることができるんだったら、まーそれでもいいかな、と思ってしまいます。
内容に興味が持てるように、いろんな些細なことをきっかけにして解説してくれるのがおもしろいなと思いました。
最初は「アルコールを飲むとトイレに行きたくなるわけ」のような話から始まり、「キリンは息苦しい」とか「しゃっくりの止め方」とか、そういった日常的っぽい話題もありつつ進みます。
あとは、「メタボ検診をすり抜ける裏技」なんて言うのもありましたねー。
お医者さんと言えば聴診器で心音を聞いているイメージが確かに強いですが、「実は心音を聞いてもあまり何もわからない」などの裏話的なことも書かれていました。
そういう内容も、すごくおもしろかったです。
『虫垂炎』、いわゆる『盲腸』を、私自身高校三年生の時に除去をしてしまっています。
『虫垂』はなぜあるのか、どういう役に立っているのか、なども描かれていました。
そもそもの話である、『虫垂』と『盲腸』の違い、などもようやくわかりました。
以前読んだ『薬屋のひとりごと 15』の内容がようやく腑に落ちました(笑)。

ただ、ごく最近、「虫垂にも役割がある」という記事を読んだので、やっぱり医学は日進月歩ですし、人体は完全に解明されているわけじゃないんだなぁ、としみじみしました。

後半では、医師でもあり漫画家でもある手塚治虫さんの話も出てきました。
本当に終始飽きさせない構成で、とてもおもしろく興味深く読むことができました。
小並感な感想で申し訳ないんですが、いろんなことを知っていてすごいなぁ、と。
今回のような本や、私の大好きな『人はどう死ぬのか』のような本もいいですし、先日まで読んでいた小説も本当におもしろいです。

久坂部先生の本はまだまだあるようなので、また機会を見て読み進めたいと思います。
Kindle Unlimited で読みました。
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