竜騎士07さんの『ひぐらしのなく頃に 第三話 祟殺し編 下』を読みました。
先日の『ひぐらしのなく頃に 第三話 祟殺し編 上』の続刊です。

前回も書きましたが、この話は本当にツライです。
もちろん、これよりも前の第一話・第二話も残酷な話ではありましたが、この第三話はやっぱりズーンとしんどくなります。
それくらい、このテーマは重いですね…。
小さな子供が悲しい思いをする話、本当に嫌ですが、こういう話は現実でも起きているんでしょうね…。
ただ、この話は昭和58年。
今の世の中であれば、ここまでひどい状態だったら即刻保護が入ると思います。
というか、そうであってほしい…。
圭一が「壊れてしまった」と言った沙都子の状況、頭をちょっと撫でようとしただけであの反応。
虐待されている子どもは、その子のそばで挙手しただけでビクッと身を固くするというのは聞いたことがありますが、それがここまでひどいとなると一体何をされたのか。
知りたくないですけど、現実だったら知らなければいけないですね。
そして、この状況を見て、圭一が決意を固めるのも無理からぬことだと思いました。
上巻での和気あいあいとした日常パートがあっただけに、沙都子に対する思いもひとしおでしょうからね。
その過程で気付いた、去年の悟史の行動。
部活メンバーも、去年の悟史を見ているからこそ、今年の圭一に違和感を覚えるんでしょうし、同じ過ちを犯してほしくないとも思ってしまうんですよね。
かといって、何もしなければ沙都子は救われないし。
子どもゆえの無力感を感じずにはいられません。
…大人だったとしても、下手なことをすれば『誘拐』ととられかねません。
だからこその児童相談所なんでしょうけど、またうまい具合に(変な言い方ですが)去年という前例があるんですもんねー。
まさに八方塞がりな感じがしました。
偶然出遭ってしまった鷹野さん、鋭すぎやしませんか…。
本当に掴みどころのない人ですね…、怖い。
相変わらず、字はとってもきれいですけど。
(私は字が汚いのでとても羨ましい)
結局、前々回前回に続いて『同じ結末』になってしまっています。
なんなんですかね、これ。
「ずっと後ろをついてくるナニカ」は、ここで(また)精神的に壊れてしまったということなんでしょうか。
もちろん、殺人はいけないことですし許されないですけど、殊これに関しては褒めてあげたい気持ちです。
圭一以外は誰も何もできなかった、大人でさえも何もできなかったんですもんね。
それがこの仕打ちなのかと思うと、救われないな…。
その後の展開は、なんだか怒涛ですね。
沙都子を救助。
監督が自殺。
梨花のひどい殺され方。
沙都子からひどい仕打ちをされるけど、『兄』としてそれを甘んじて受ける圭一。
悲しすぎます。
それからの、…え? どゆこと?
頭にいっぱい『?』が並びました。
この『祟殺し編』を読み始めたとき、以前読んだ『レイジングループ』の『おおかみルート』(春ちゃんルート)を思い出しました。

主人公が加害者側にまわる話です。
(正確にいえば、圭一は第一話の『鬼隠し編』でも『加害者』になっていますが)
あの話もとても気が重かったですし、最後の最後でなんだかすごいものがでてきました。
それから、バーン出てきてドーンと振ってきて終わってしまいました(語彙力)。
今回も、こんなことが起きちゃったら全部終わっちゃうじゃん…。
(終わっちゃうんですけど)
『犠牲者リスト』を見て愕然としますね。
登場人物が軒並み死亡・行方不明。
結局最後は圭一も。
誰も救われなかったですね。
次の巻で『出題編』はラストです。
それが終わったら、今まで出た『謎』は解明される、んですよね…?
もはや、何が『謎』なのかよくわからなくなっています。
ちゃんとスッキリできるといいんですが…。



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