竜騎士07さんの『ひぐらしのなく頃に解 第四話 祭囃し編 上』を読みました。
先日の『ひぐらしのなく頃に解 第三話 皆殺し編 下』の続刊です。

ついに、最終話です。
ここだけ3巻構成でした。
表紙が…3巻が繋がる感じになっています…。
(厳密に繋がるわけではないですけど)
いい絵だなー、と思いました。
この表紙のように、みんなで綿流しを楽しめる日が来るってことですよね?
今回の『祭囃し編』は『暇潰し編』の解答編というわけではなく、『ひぐらしのなく頃に』全体の総括という位置づけです。
前回の『皆殺し編』で、あともう少しのところで運命を打ち破ることができなかった圭一たちが、最後の戦いに挑みます。
ここに至るまでのありとあらゆる運命で負けてきてしまった梨花ちゃんですが、前回の『皆殺し編』でようやく『黒幕』の正体に気づくことができ、そのアドバンテージを持ったまま『祭り囃し編』に臨むことができるわけです。
…ようやく、ようやくですね、感無量でしょうね…。
で、まずはその1巻目です。
でも…これはちょっと反則ですよね…。
こんなこと書かれたら、鷹野さんのことを嫌いになりきれなくなるよ…。
この巻の前半の半分以上が鷹野さんの過去の話でした。
彼女がここに至るまでにどのような生活をしてきたのか、どんなつらい思いをしてきたのかが綿々と描かれていました。
これはつらいですね…。
彼女が育ったこの『施設』、かなりやばい匂いがプンプンします。
今の令和の時代には、こんな施設はないと信じたいです。
こんな状況から救ってくれたのであれば、『おじいちゃん』のことを盲信的に崇拝してしまう気持ちもわかります。
唯一受け継ぐことができたこの『研究』を成就させたいと強く願う気持ちも。
でも、だからといって許されることではないですが…。
後半になっても、まだ圭一が出てくる昭和58年にはなっていません。
ダム建設の地元説明会の様子や、入江診療所についてのなど説明がされています。
なるほど、鷹野さんも相当な苦労をしてきたんですね…。
この時代の女性研究者は、優秀なだけでは拾い上げてもらえなさそうな感じがします。
いろんな手を駆使してきたんでしょうね。
だからこそ、より一層この研究がかけがえのない拠り所になってしまっているような気がします。
もう戻れない感じが、ひしひしと伝わってきます…。
誰も彼女を止めてくれなかったんですね…。
鷹野さんにも圭一たちのような仲間がいれば、こんな惨劇は起きなかったんでしょうね…。



コメント