練馬区にある『ちひろ美術館・東京』に行ってきました。
美術館巡りのようなものは、先日『イマーシブ・プラネタリウム ゴッホ』に行ってきた以来です。
多分、35年ぶりくらいに行きました。
こちらの美術館は1977年からあるみたいで、今年で47年になるようですね。
私は小学1年の1学期までと、小3の2学期から小5の1月まで文京区に住んでいました。
その時に、母に多分5回くらいは連れてきてもらったと思います。
以前「美術館に行くような家族ではなかった」と書いたんですが、そういえばこの『旧・いわさきちひろ絵本美術館』にはよく連れて行ってもらったな、と思い出しました。
なんか、『美術館』というよりは『図書館』というイメージだったので、とっさに思い浮かばなかったんですよね。
自分のスマホに『やりたいことリスト100』を書いて入れているんですけど(全然100ない)、そのうちの1個に「いわさきちひろ美術館に行く」を入れていました。
『やりたいことリストを書いておくと実現する』とよく言われますが、まー本当ですね。
やっぱり暇を見つけて実現しようと思う気持ちが働くみたいです。
暑かった夏もようやく終わり、だいぶ「お散歩日和」になってきたのも良かったかな。
昔行ったときは「ライオンの電車にのる」と、それもちょっと楽しみだったんですが、『西武新宿線』は特にライオンっぽくなかったんですね…。
普段あまり乗らないので知りませんでした。
高田馬場駅から20分くらいで『上井草駅』に着き、そこから10分弱くらい歩いて到着です。
…家からトータルだと1時間半くらいなので、まー遠いですね…。
事前に調べて、入館料は大人1,200円、高校生以下無料だとわかっていたのでそのつもりで行ったんですが、「保護者割です」と言われて大人900円で入れてしまいました。
いやー、申し訳ないっす。
35年ぶりの館内は、なんだか狭くなったような気がしました。
私が大きくなったんですね。
1回はミュージアムショップとカフェ、奥の方に展示スペース。
窓から庭も見えます。
2階にも展示スペースがありました。
ただ、展示数としてはちょっと少なかったように思います。
なんかもっとたくさんあったイメージだったんですけど、それも私が小さかったからなんでしょうか。
館内放送か映像展示の音声で「作品のほとんどが紙に水彩絵の具なので、経年劣化に弱い」と言っていて、なるほどなと思いました。
まー、絵は素晴らしかったです。
淡いタッチの子ども子ども子ども。
いわさきちひろさんは1974年に亡くなっているので、新しい作品がでてきているわけじゃないはずなんですが、見たことなかった絵もいくつかありました。
作品の展示の他に、お絵かきなどができるスペースがあったり、伝声管のようなマイクに入れた声が色がついたモヤモヤやつぶつぶに変換されて表示されるような体験型展示などがあったりしました。
『絵本美術館』『ファーストミュージアム』のコンセプトに合っていておもしろかったです。
あとは、図書室ですかね。
さすがに、『窓ぎわのトットちゃん』関係の本がたくさんありました。
いわさきちひろさんの絵の表紙の本だけでなく、映画のノベライズっぽい本とかもありました。
続編も置いてありましたねー。
続編、まだ読めてないので読みたいですね。
帰りにはミュージアムショップに寄りました。
子供の頃は、毎回便箋のセットを買っていました。
罫線も入っていない真っ白い便箋に、上部にピンポイントでいわさきちひろさんの絵が入っているものです。
リニューアルされたのか私の記憶違いなのかはわかりませんが、水彩っぽい淡いタッチのラインも入っていました。
1セット400円ちょいだったので、子どもが自分で購入するにはちょうどいい値段ですね。
赤い花(カーネーション?)を持ってお母さんに抱きついている絵、赤ちゃんの青い帽子を被ってリボンをくわえている女の子の絵、色とりどりの花に囲まれて遊ぶ子どもたちの絵の便箋セットを持っていたような気がします。
ただなー、今、手紙書くような人もいないからなー…。
というわけで、今回も2枚絵葉書を買いました。
息子は(なぜか)『子どもにつたえる日本国憲法』を、娘は(なぜか)いわさきちひろさんとはそんなに関係なさそうな『月光荘 スケッチブック』を、私が買いました。
ま、しゃーない。
懐かしいような、初めてなような、不思議な感じでした。
何度かリニューアルされているので、そう感じるんでしょうね。
母が私にしてくれたように、私も子どもたちを連れてこられて良かったです。
ただなー、ちょっと遠いなー(笑)。
頻繁には行けないかもしれないですけど、また行けたらいいなと思いました。
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