森博嗣さんの『すべてがFになる THE PERFECT INSIDER』を読みました。
森さんの本は『集中力はいらない』以来です。
今年も、Audible さんから「3ヶ月99円」のキャンペーンのお知らせをいただきました。
3年目です。
ここ最近、「今年は Audible で何を読もうかな」と考えていたんですが、そういえばずっと読みたいものがあったのを思い出しました。
それが、『すべてが F になる』から始まる『S&M シリーズ』です。
1作目の『すべてが F になる』は読んだことがあるんですが、5年くらい前になるので記憶もおぼろげです。
それ以降のシリーズは読んでいないので、続きも気になります。
確認すると、Audible には『S&M シリーズ』が全部あるじゃないですか!
それはよかった、ということで読み始めました。
内容はなんとなく覚えてはいましたけど、細かいところまでは覚えていませんでした。
なので「7は孤独」「B と D も孤独」など、ヒントはいっぱいあったんだなーと思いました。
前回読んだときもなんとなくそう思った記憶があるんですが、正直萌絵のことがあまり好きになれなくて…。
何と言うか、いけ好かない女っていう感じで…。
まぁ、私の個人的な好みなのでどうでもいいんですが。
多分、完璧なお嬢様に対する嫉妬なんでしょうねー。
うらやま。
他方で、犀川先生は…素敵…ですよね…。
結構タイプなんですよね…。
なんとなくこう、「薄い」感じ。
できればメガネをかけていて欲しいです(私はメガネ好きです)。
過去の『飛行機事故』のシーンでは掛けていたようなんですが、現在がどうなのかがわからないんですよね…。
ドラマでは綾野剛さんがやっていたんですね!
すごくぴったりだわ…見れば良かった…。
今回、犀川先生の想像はすべて綾野剛さんになりました。
萌絵は武井咲さんです。
こちらもぴったりですね…。
あ、でも、武井さんは好きですよ、かわいい子は基本大好きです。
『TELNET』なんていう、とても懐かしい言葉が出てくるな、とちょっと嬉しくなりました。
発表当時が1996年。
確かに私もその数年後に大学に入学し、よく TELNET を使ったことを思い出しました。
『フェイルセーフ』も勉強したなーと。
あの当時でこんな小説出して、ちゃんと理解できる人はどれぐらいいたのかな…とは思います。
小説を読む層とコンピュータ用語がわかる層が交わらなかったような気がしますけど…偏見かな。
犀川先生、建築学科の先生じゃなくて、コンピュータの先生の方が合っているんじゃ…と何度思ったことか。
あ、でも、当時情報科の先生じゃないのにプログラムとか得意な人、たまにいたよな…とは思い出しました。
今回のキーパーソンである真賀田四季博士。
以前は普通に生活していたはずですし、並外れた頭脳を持っているわけですから、本当に『復讐』という気持ちは一切なかったのかな、とは思いました。
逆に、『道流』さん、彼女は15年間、閉ざされた限定的な空間で、隠されて暮らさざるを得なかった状況でした。
接触できる人は、ほぼあの四季博士だけ…。
きちんとした人格形成・常識を身につけていたとは思えないですね…。
なので、道流さんじゃなくて四季博士が外に出た方が、その後のことも考えると良かったんじゃないかなとは思いますが。
でも、その際に起こったことを考えると、なんだか『ゾッとする』を通り越して具合が悪くなりそうです。
「65535時間も前から計画していたことを変えられない」というのはわかるんですが、なんだかな…と。
あと、最後の殺人、なんかとばっちりでかわいそうだな、と思いました。
にしても、時間を『Hour』で測っている、というのはなんだかおもしろいなと思ってしまいました。
自分で書くときはいつも『秒』で測るので。
まぁ、それだけ長い時間測ったことがないので、そういうもんなんでしょうけど。
秒で測ったら『F』4つじゃ全然足りないですもんね。
しかし、一番最後のボディーガードみたいな人たちの件といい、もう完全に四季博士の手のひらで転がされてますね。
ここまでくると、逆に気持ち良くなってきちゃいます。
何手も先を読んでいるんでしょうねー。
日常的に使っているプログラムそのものがトロイの木馬で、「エラーではなく正常な動作をしただけ」というのがおもしろかったです。
でも、レッドマジック自体は四季先生一人しか作ってなかった、ということですよね?
もちろん大天才だからこそなんでしょうけど、他の人も確認しようよ…とは思いました。
でも、『入口』と『出口』だけの確認で、中はブラックボックスになっていた感じだったんでしょうかね。
『基幹システム』にするんだったら、ちょっと怖いですね。
それこそ、「四季博士がなにか仕込まないかな」とか、誰も考えなかったんでしょうかね。
まぁ、実際のプログラム開発ってそういう感じだったりするんでしょうか。
いつも思うんですが、この『すべてが F になる』いうタイトル、本当にすごく素敵だなと思います。
本来であればこれが『S&M シリーズ』の1作目ではなかったらしいんですが、やっぱりこのタイトルにぐっと惹きつけられるので、ここから出発させて大正解だったんでしょうね。
シリーズは全10作、まだまだ楽しめそうで嬉しいです。
Audible で読みました。
[AD]すべてがFになる THE PERFECT INSIDER [AD]Audible





コメント