中山七里さんの『おわかれはモーツァルト』を読みました。
先日の『合唱 岬洋介の帰還』の続刊です。
前回の『合唱 岬洋介の帰還』から、そのまま日本に残っていた矢先の事件だったみたいです。
榊場隆平さんが『いつまでもショパン』以来の再登場!
名前が出てきて驚きましたが、一度きりにするには惜しいキャラクターですよね。
今回、岬先生はなかなか現れなくて、全体の65%になってようやく名前が出てきました。
長かったー(笑)。
最初の『さよならドビュッシー』もそんな感じだったなぁと思いながら読みました。
もちろん、それまでも退屈だったわけではないんですが、やっぱり岬先生が出てこないとなんだかさみしいですし、出てきてからは物語が加速していく感じですよね。
事件の内容としては、榊葉さんもお母さんも TOM さんも潮田先生も、みんなそれぞれ性格や考え方は違えどいい人たちなので、「誰が犯人でもしんどいな…」と思いながら読んでいました。
でも、そんなことはなくて、本当に良かったです。
真犯人の存在をすっかり忘れていたので、その人の名前が挙がった時に初めて「あー…」とびっくりしました(笑)。
まぁ、中山先生の話だと結構こういうパターン多いですね、そろそろ学習しなきゃ。
以前読んだ『作家刑事毒島の嘲笑』も、結局真犯人が同じような職種の人だったからなぁ、と。
なんか恨みでもあるのかな…。
今回も、前回に引き続き犬養さんがゲストとして出演ていました。
捜査をするには彼が必要だったかなと思います。
話の流れ的に、前作岬先生が法廷に立ったということには一切触れられていないので、世間的にはその辺は公表されていない事実なのかなーと。
『時のピアニスト』が法廷で弁護士のような働きをした、なんて知られたらめちゃくちゃ騒がれますよね。
にしても、今回の被害者については、正直全く同情できないなー…というところです。
以前読んだ『女の国会』に出てきた和田山記者とか、ちゃんと自分の信念に基づいて働いている人がいるので、一括りに「マスゴミ」なんて言いたくないですが。
でも、今回は完全に『マスゴミ』だったなー…と。
本人に自覚があったかどうかわかりませんが、「まぁいい死に方はできないよねー」と思いながら読んでいたところ、こんな風になってしまいました。
自業自得といえばそれまでなんですけどね。
しかし、榊葉さんもお母さんも、お互いがお互いに嘘をついていた、というのが…。
優しい世界というか、ちょっと心がぎゅっとなりました。
まぁ、お母さん的には息子さんについて心配してもしきれないという状態だとは思います。
普通に考えたらお母さんの方が先に寿命が来てしまうわけだし、その後の息子の生活を思うと大変ですよね…。
うちの息子は視覚障害者ではないんですが、発達グレー児なので、私も心配が尽きないというか…。
どうなるんでしょうかね…。







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