青戸一之さんの『あなたの人生をダメにする勉強法 「ドラゴン桜」式最強タイパ勉強法で結果が変わる』を読みました。
青戸さんの本は初めてですが、『ドラゴン桜』に関する本は以前チームドラゴン桜さんの『なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること』を読みました。

『大人になって脳の仕組みが変わったことにより、学生時代にやっていた勉強方法が合わなくなってしまっている』という指摘をしてくれるのが本書です。
最近は脳科学に基づく…的な勉強本も多いので、そういう指摘もよく見られるようになっていますね。
著者の青戸さんは「3年で東大に合格」したとのこと。
社会人として会社に努めながらも、3年間の勉強で東大に行けたのは本当にすごいですね…。
ただ、もちろんまったく勉強していなかった人なわけではなく、『学習塾の講師として働くかたわら』だということは、ちゃんとわかってないといけないですね…。
最近高校どころか中学校レベルの勉強も怪しくなってきている私みたいな人が、3年勉強しても受からないと思うので…。
以前読んだ『なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること』のように、『ドラゴン桜』の漫画が掲載されているパートと、その部分の解説や内容の解説などのパートがほぼ交互にある構成になっています。
やっぱり大人の勉強は『タイパ』が大事、そのとおりですね…。
私も『東大受験』こそやらない(やれない)ですが、資格の勉強などをそれなりにしようと思ったら、やっぱりタイパよくやりたいなと思ってしまいます。
そのためには、やっぱり積極的に脳に負荷をかけなければいけない。
それは以前読んだ『科学的根拠に基づく最高の勉強法』でも書かれていたことでした。

2つの本はやっぱり共通点が多く、「なるほどそれが現在わかっている科学的な勉強法なのか」と実感します。
ただ、『ドラゴン桜』の漫画パートに「ノートを汚して教科書を汚すな」と書かれていて、そのちょっとあとに「参考書や単語帳は「汚す」べし」とあって。
「いったいどっちなんじゃーい」と混乱してしまいました。
まぁ、参考書や単語帳は『ノート側』という認識ということなんだと思います。
…高校のとき、やたら教科書にマーカーを引かせる先生がいましたねー…。
授業が終わると、接続詞以外はほぼマーカーになっている、的な。
結局、何言っているかまったくわからなかったもんなぁ…。
やっぱり、学校の先生によって実力に差がありすぎるのは、どうにかならないんでしょうかね。
先生の方も知識をアップデートさせているといいんですけどね…。
本書でも「泳げるようになるためには、まず水に入らなければいけない」と『アウトプット』の大切さが書かれていましたが、まさにそのとおりですね。
アウトプットするときに脳に負荷がかかって、学習が進む。
そのことは本当に実感します。
そういうノウハウが簡単に手に入るこの時代は素晴らしいと思うと同時に、学生の時に知りたかったな…とつくづく思ってしまいます。
まぁ、「今が一番若い」ってことで。
『問題と答えを逆にする』というテクニックはおもしろかったです。
今の時代、AI に頼めば類似問題がすぐに出てくるかもしれないですが、確かに昔はそのような工夫をしないと、うっかり答えを『暗記』してしまうことが多かったですね…。
ほんとに、これも学生時代に知りたか(以下略)。
新しいテクノロジーを積極的に使うというのも、今ならではのことですね。
『みんチャレ』は勝間さんもよくおっしゃっていましたし、他にもおもしろいアプリはたくさんあって、やっぱりスマホと生活は切り離せないなと改めて思います。
『脳を活かすスマホ術』でもそう思いましたが、スマホはうまく使えば本当に心強い味方になりますね。

基本的に体育会系な自分としては、ついつい根性に頼りがちになってしまうんですけど、やっぱり『しくみ』で解決するのがいいんですね。
少なくとも、自分の子供達には根性を押し付けないようにしたいと思います。
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