以前、『+Style CO2・温湿度センサー』でリビングの換気を自動化している、という話を書きました。

で、昨年ついに SwitchBot から『CO2センサー』が発売されました。
ずっと待ち望んでいたので、予約して購入していました。
最近ようやく安定運用できてきたので、それについて書かせてください。
我が家のリビングはキッチンと一体型です。
キッチンの換気扇をつけると、リビングの窓に面したところにある換気口の方も開いて換気を始めるという仕組みになっています。
その仕組を使って、
- CO2 が1000ppm を超えたら自動で換気扇を ON
- CO2 が700ppm を下回ったら自動で換気扇を OFF
- ただし、手動で ON・OFF している場合があるので干渉しないようにする
みたいな感じを実現したいなと思っていました。
キッチンの換気扇のスイッチには、すでに SwitchBot のボットがつけられています。
以前、+Style のCO2センサーを使っていたときは、+Style のアプリから直接 SwitchBot ボットを操作することができないので、間に MacroDroid を噛ませて、
- 1000ppm を超えたら +Style のアプリで通知を出す
- MacroDroid で +Style の通知を感知
- 内部に作っているフラグを確認し、ON になっていない場合は ON にして SwitchBot ボットを動かす
- (フラグがすでに ON になっている場合は何もしない)
という動きをしていました。
(換気扇を OFF にする仕組みは逆の流れです)
これだと、一応1000ppm・700ppmで ON・OFF はできますし、例えば1回1000ppm を超えたあと900ppm くらいまで下がってその後また1000ppm を超えてしまった場合なんかでも、換気扇が消されません。
ただ、料理を始めるときに私が手動で換気扇をつけたときなんかは、フラグ管理がグチャグチャにはなります。
そこが、SwitchBot ファミリー(?)でまとめることで解消されないかなーという希望もありました。
実際に届いた SwitchBot CO2 センサーですが、まーおおむね気に入っています。
正直、CO2 測定機自体の機能はわからないです。
だって、温度や湿度と違って、CO2 って自分じゃ感じられないので。
でもまぁ、温度・湿度についてはそれくらいだろうな、という感じはしますし、液晶画面も比較的シンプルでわかりやすいです。
ただ、以前使っていた +Style の CO2 センサーは液晶が光っているタイプだったので周りが暗くても見えましたが、こちらは電子ペーパーっぽい感じでバックライトもないので暗いところでは見えません。
でもまぁ、そんなに困っていないです。
給電は USB-C で行っています。
電池でも動きますが、データの更新頻度は30分ごとになってしまいます。
30分ごとでは…ちょっと少なすぎるかなー…という感じですかねー。
私は USB-C で、更新頻度は1分にしています。
以前使っていた +Style の CO2 センサーは(多分)毎秒更新だったので、それに比べたらちょっと…という感じではありますが、まぁ1分くらいならいいかなとも思いました。
最短で1秒にできますが、「データの更新間隔は1分以下に設定すると、本体が熱くなり、データの精度に影響を与える可能性があります」と書かれているので、ちょっと怖いです(笑)。
値段も、安すぎず高すぎず、「まーこれくらいだろうな」という納得の価格帯だと思います。
さて、CO2 センサーを購入したことで、早速アプリで自動化をすることにしました。
ただ…まーそうだろうと思いましたが、やっぱり『フラグ管理』的なことはできないんですよね…。
今現在、ボットが ON なのか OFF なのかは、どこにも記憶されていないんです。
ボットをスイッチモードにすればできるのかもしれませんが、うちの換気扇のスイッチは平面っぽい感じで、スイッチ単体の形状で ON なのか OFF なのかはわからないタイプです。
(もちろん、スイッチの近くに ON/OFF の目印になるランプがあるのでわかりますが、スイッチの形状だけではわからないという意味です)
やっぱりなー…。
今現在 ON なのか OFF なのかの『フラグ管理』ができないと、1000ppm や 700ppm の付近でふらふらしたときに、そのたびに ON・OFF に切り替わりまくる感じになってしまいます。
(実際、そんなことはあんまり起きないと思いますけどね…)
とりあえずですが、SwitchBot のアプリの問い合わせで聞いてみました。
キッチンとひと続きのリビングで使用しています。
「1000ppm になったら換気扇をつける」、「700 ppmまで下がったら換気扇を止める」というシーンを作りたいです。
CO2 センサーの他に指ボットを換気扇に付けています。
1000ppm まで上がった後に700ppm まで下がったら消す、ただ700ppm を下回っただけだと消さない、というように、フラグのようなものでON・OFF 管理をしたいんですが、やり方が分かりません。
以前は +Style の CO2 センサーを使っていて、それを MacroDroid を併用して制御していました。
MacroDroid 側に真偽の変数を1つ作っていて、「1000 ppmを超える、かつ、変数が FALSE の時に、換気扇のアイコンを押して変数を TRUE にする」というようなマクロを作って実行していました。
それと、同じようなことができますか?
換気扇のスイッチはシーソーのような形状ではなく、オンの時もオフの時も同じ状態のボタンなので、ボット側で ON・OFF の区別をつけることはできません。
以下がいただいた返信です。
この度は【ボット】に関するお問い合わせ頂き誠にありがとうございます。
また、弊社製品によりご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません。
大変恐れ入りますが、 弊社のボットは押すモードでご利用いただいている場合、指示を受けてアームで押す操作を行います。
SwitchBot アプリ上ではせスイッチのオン/オフの状態を把握できかねます。
そのため、ご希望の自動化シーンを実現するために、ボット以外にプラグミニが必要となります。
下図を参考していただけば幸いでございます。
また、下図のプラグミニに設定している条件「5W/30W」は列でございます。
ご自宅の換気扇がオン/オフ状態での実際数値を確認していただいてから設定を変更してください。
で、その『図』を見たところ、SwitchBot アプリのオートメーションの画面のスクショがありました。
(今見たらなくなっちゃっていました…取っとくの忘れた…)
SwitchBot プラグミニを換気扇のプラグとコンセントの間に噛ませていて、
- プラグミニが 5W 以下で CO2 が1000ppm 以上の場合 → ボットを動かす(換気扇 ON)
- プラグミニが 30W 以上で CO2 が 700ppm 以下の場合 → ボットを動かす(換気扇 OFF)
というオートメーションが組まれていました。
…なるほど! これはすごい…!
「5W/30W」のところは、実際に換気扇を動かしてみて、ON のときと OFF のときの電力を確認すればいけそうです。
…ただ…1つ、とっても大きな問題が…。
うちの換気扇のプラグが、どこにあるかわからない…。
いわゆる『プロペラが見えている状態の換気扇』ではなく、『レンジフード式の換気扇』なんですが、どこから給電されているかがわからない状態です。
ものすごくたまに換気扇の内部の掃除もしているけど、プラグを見たことがないな…。
というわけで、せっかく教えてもらえたのにこの『電力の大小をフラグにする』という方法は使えなさそうなんです。
これ、使えるお家だったら、本当に完全に自動化できるのに!!!
悔しいです。
でも。
おかげで別の方法を思いついたので、とりあえず『プラグミニ』だけ購入しておきました。
今現在家でどのように運用しているかは、ちょっと長くなってしまったので、また次回書かせてください。
つづく。
コメント