OneNote から Obsidian に乗り換えました⑥タイムスタンプを変更

パソコン関連

前回は、日記と本の感想用にテンプレートを作成し、表示には『File Explorer++』というプラグインを使ってファイルの作成日時順に並べ替えているというところまで書きました。

日記については前々回に作った(作ってもらった)マクロで、ファイル名の年月日に作成日のタイムスタンプを変更しています。
今回は、本の感想の方のタイムスタンプの変更についてです。

本の感想は、前回作ったテンプレートを使用して、このブログに乗せているものを整形して載せています。
最初はエクスポートとかしようかな、と思ったんですが。
自分がこれまで書いた感想を読んでいて、すっかり忘れているものもあれば、変なことを書いているものもあって、恥ずかしいながらもおもしろく振り返っていました。
なので、結局全部手動で移したんです。
2025年の3月ころまでの分で、全部で500超ありました。
なかなか大変な作業でしたが、それこそ他のファイルとのリンクを作ったり、「初めて読んだ」と思っていた著者さんの作品が以前にもあったりといろんな発見があったので、意外と有意義な時間でした。
本の感想についても、年ごとに『2023』『2024』『2025』とフォルダ分けしていて、古いものからファイルを作成していたので、『作成日のタイムスタンプ順』ということであれば『2023』と『2024』についてはそのままで OK でした。
でも、『2025』については、Obsidian を使用し始めたタイミングでその時点の本の感想は Obsidian で書き始めていたので、2025年3月以前のファイルのタイムスタンプがすべて手動移行をした2025年3月になっています。
それでは2025年のファイルは読んだ順には並ばないので、適当なタイムスタンプに変更しなければいけません。
ファイル数は大体40ファイルくらい。
まー、これくらいなら、手動でなんとかしてタイムスタンプを変えてやろう、と思いました。

…が。
あれ、タイムスタンプって簡単に変更でき…ません…でしたっけ…?
昔は簡単に変更できたような気が…気のせいかな…。
じゃぁ、仕方ない。
調べたところ、特殊なソフトを使わないでやるには『PowerShell』での変更ができるようでした。

Set-ItemProperty "ファイル名.md" -Name CreationTime -Value "日付・時間"

のように書くようです。
例えば、

Set-ItemProperty "六枚のとんかつ.md" -name CreationTime -value "2025/01/07 06:00:00"

こんな感じです。
Excel を使って簡単にこの文字列を量産することにします。
A 列に『*.md』形式のファイル名を並べます。
B 列には変更後の日付、C 列には変更後の時間をテキトーに書きます。
で、E 列に以下の文字列を貼り付けます。

↓ A1 形式・4行目の場合 ↓

="Set-ItemProperty "&CHAR(34)&A4&CHAR(34)&" -name CreationTime -value "&CHAR(34)&TEXT(B4+C4,"yyyy/mm/dd hh:mm:ss")&CHAR(34)

↓ R1C1 形式 ↓

="Set-ItemProperty "&CHAR(34)&RC[-3]&CHAR(34)&" -name CreationTime -value "&CHAR(34)&TEXT(RC[-2]+RC[-1],"yyyy/mm/dd hh:mm:ss")&CHAR(34)

CHAR(34) は『”』(ダブルクォーテーション)です。
ダブルクォーテーションは、自分でがんばって書くとどれがどれだかわからなくなります。
今回は、Excel で文字列を表示させるときの『”』と、ファイル名をくくるための『”』が複雑に入り組んでいる(?)ので、CHAR(34) を使うのが無難でした。
…ダブルクォーテーションでくくらなくても大丈夫かもしれませんが、ファイル名に『 』(空白)が入っている場合なんかは多分ダブルクォーテーションでくくらなきゃいけないと思います、多分、多分。
最初に『Set-ItemProperty 』(←末尾に空白あり)と表示、その後にダブルクォーテーションでくくったファイル名、その次に『 -name CreationTime -value 』(←先頭と末尾に空白あり)、最後に日付と時間を足した数値を『yyyy/mm/dd hh:mm:ss』形式にしたものをダブルクォーテーションでくくって表示しています。
これで、先程書いたタイムスタンプを変更するための文字列が出来上がりました。
あとは、この E 列の数式をファイルの数コピペすれば準備は完了です。

Windows キー と R を同時に押して『ファイル名を指定して実行』を表示させ、『powershell』と入力して Enter を押すと『Windows PowerShell』が起動します。
ひとまず最初は

PS C:\Users\***>

(『***』は、一応ぼかしている表示です)
と自分の直下のファイルの場所にいるようなので、『>』の後に

CD C:\Users\***\デスクトップ\テキトーなフォルダ

という感じにファイルパスを入力して、現在タイムスタンプを変更したい『*.md』ファイルが入っているフォルダに移動します。
(CD → Change Directory、フォルダの場所を変えるコマンドです)
そうしたら、表示が

PS C:\Users\***\デスクトップ\テキトーなフォルダ>

に変更されるので、この『>』の後に先ほど作った文字列をペッペッペと貼っていきます。

PS C:\Users\***\デスクトップ\テキトーなフォルダ>Set-ItemProperty "六枚のとんかつ.md" -name CreationTime -value "2025/01/07 06:00:00"

これで Enter を押すと、この『六枚のとんかつ.md』の作成日タイムスタンプが2025年1月7日6時に変更されるわけです。
これを、40回くらい繰り返せば終了です。
…40回といっても、コピペと Enter だけなので1分少々終わると思います。
これで、それぞれ指定した日のテキトーな時間にタイムスタンプが変更されました。
Obsidian の表示順も、(自分的に)きれいになりました。
めでたしめでたし。

これで、『OneNote』とも完全におさらばできます。
急にフォントが変更されたり、ファイルの先頭じゃないところに変なテキストボックスができたり、気持ちの悪いことが多かった彼ともお別れです。
あーーーーーー、スッキリした。

Obsidian は使用歴3ヶ月くらいになりましたが、本当にスッキリしていてとっても愛おしいです。
まだまだ彼の力を引き出せるところまでは至っていないですが、これから長らくお世話になりたいと思います。

これで、OneNote から Obsidian への移行記は終わりますが、これからも便利な使い方なんかは模索していきたいと思います。
誰かのお役に立てればいいな、と思い、長々と書いてしまいました。
特に、今回の内容はなんというか、Obsidian はあんまり関係ないというか…まぁいいか。

最後に、Obsidian 本当に素敵なアプリケーションです。
制作者の方々に感謝したいと思います。
ありがとうございます!

Obsidian - Sharpen your thinking
The free and flexible app for your private thoughts.
さちこ

40代2児の母。2011年からフリーランスやってます。東京の東の方在住。
第一子が発達グレー男児で、彼が将来彼の妹に迷惑かけずに生きていけるよう、日々奮闘中です。

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