先に結論を書きますと、
Android のアプリ MacroDroid のトリガーに『カレンダーの予定』があって、オプションで『予定の終了時』という項目を選択できます。それを使うと、Google カレンダーの『終了時刻』を起点に MacroDroid を動かせるので、アクションに『通知を表示』などを入れることで終了時刻に通知を出すことができます。
Google カレンダーの通知機能は本当に便利で、命拾いをしたことが何度もあります。
大体2回通知が入るようにしています。家を出る時間と支度を開始する時間です。家から15分ほどの場所に行く予定の場合は、15分前と30分前に通知が出るようにします。そうすれば、1回目の通知で支度を開始して、2回目の通知で出かければいいので。
Google カレンダーの設定で通知を出す時間のデフォルトを設定できたはずなので、あとは個別の予定でその都度カスタマイズする感じです。
朝に Alexa に予定を読んでもらってるはずなのに、1回目の30分前の通知が鳴って「あ、予定会ったの忘れてた」ってなってびっくりするんですけど、「まだ時間があるから間に合う~嬉しい~」となるわけです。命拾い。
で、常々思っていたのが(最近『ミステリと言う勿れ』を読み返していたので、うつってしまった…)、『通知』の時間をマイナスにできないかな…って。『マイナス』という表現はおかしいかもしれませんが、要するに始まってから○分後とか、終了時刻の○分前みたいな通知ができないかなと思っていました。
例えば、子どもの習い事の送迎をするとき、終了時間の○分前にいかなきゃいけない、みたいなシーンがあると思います。それを通知してほしいのです。習い事、ずっと見てればいいんですけど、私見てられないので買い物とかに行っちゃうんですよね…すみません。なので、この時間までに戻ってきたい、みたいな通知がほしいなぁ、と。
ただ、習い事であれば大体が毎週決まった時間なので、今まではアラームの時間を設定することで解決してきました。毎週同じ時間だからね。
でも、今、ちょっと困っていることがありまして。
まー、息子がまた問題を起こしまして、小学校に行かず自宅謹慎状態になっているんです。教室がうるさすぎたから暴れたとか、椅子をぶん投げたとかで…はぁ、それも十分困ってるんですが、Google カレンダーとかで解決できることではないので、割愛。
で、完全に謹慎というわけではなく、「○日は○時間目から○時間目に登校してください」みたいな変則的な登下校になってるんです。曜日の規則もほぼなし。息子の小学校では、朝と帰りの時間に登下校しない場合は保護者が送っていかなきゃいけなくて。ようやく娘も小学生になったから、幼稚園の送迎がなくなったって喜んでたんですけど、まぁ仕方ない。
いつも通り Google カレンダーに予定をいれるんですが、やっぱり迎えの時間の通知がほしいんですよね。例えば11時登校14時下校だったとして、11:00~14:00の予定を入れたとしても、通知ができる時間は11時以前だけなんです。学校まで歩いて7分くらいだから余裕を見て14時の15分前くらいに家を出たいんですが、その通知はこのままでは出せません。この予定とは別に『下校』みたいな予定を14:00~14:15とかで入れて、その予定の通知で入れればいいんですが…。めんどくさ。
ネットで検索もしてみたんですが、やっぱり「終了用の予定をいれる」みたいな回答だったので…。
というわけで、リマインダーとしてキッチンタイマーをセットしながら、なんとか手間が少なくお迎えの時間を通知してくれる方法はないか…と考えていました。
で、思いついたのが MacroDroid を使う方法です。いやー、本当にいろいろ使わせてもらって本当にありがたいです。
MacroDroid のトリガーには『カレンダーの予定』があります。あらかじめ連携させている Google カレンダーのカレンダーと予定を読み取って、それをトリガーにすることができます。
で、そのカレンダートリガーのオプションには『予定の開始時』と『予定の終了時』というのがありまして。この『予定の終了時』というのが今回のお悩みにぴったりでした。
Google カレンダーに登校の予定をいれるとき、お迎えが必要な場合は『★(息子の名前) 登校』とし、必要ない場合は『(息子の名前) 登校』とすることに決めました。お迎えアリは頭に『★』をつける、と。ちなみに、Alexa が予定を読んでくれるときはどっちも「(息子の名前) 登校」となり、『★』については読みません。それがいいのか悪いのかは個人によると思いますが、私はそれでいいかなと。
なので、自分のスマホの MacroDroid で、
- トリガー
- カレンダーの予定、予定の終了時、息子用のカレンダー
タイトル『★(息子の名前)*登校*』
予定時刻より早めにトリガー 20分
- カレンダーの予定、予定の終了時、息子用のカレンダー
- アクション
- 通知を表示 『下校時刻の20分前です』
- 待機5分
- 通知を消去する(MacroDroid)
- 通知を表示 『下校時刻の15分前です』
- 待機5分
- 通知を消去する(MacroDroid)
というマクロを作りました。
タイトル『★(息子の名前)*登校*』というのは、『★太郎 登校』(←スペースあり)にも『★太郎登校』(スペースなし)にも対応できます。できれば統一して入れるようにしたいんですが、うっかり表記が揺れることもあると思いますので。午前中と午後で2回登校する場合は(たまにある…)『★太郎 登校①』とかにすることもあるので、どれにも対応できるようにアスタリスクを2ヶ所入れました。
『予定時刻よりも早めにトリガー』にすれば、終了時刻を起点に遡った時間をトリガーにできます。本当に便利だ…。
アクションとしては適当に、20分前と15分前にスマホに通知を出すようにしました。スマホの MacroDroid の通知はスマートウォッチに飛ぶようにしてあるので、スマートウォッチでも確認ができます。で、その通知も5分で消えるように、ところどころに『通知を消去する』も入れました。
これで、お迎えの時間に通知が出るようになりました! わーい。
で、できれば Alexa たんからも教えてほしいなーと思ったので、うちの『働き者のタブレット』にも同じトリガーを設定して、アクションは Buttons for Alexa を利用して Alexa アプリで設定した「そろそろお迎えの時間です」的なアナウンスを読んでもらうことにしました。
スマホ・スマートウォッチの通知と Alexa のアナウンス、2つあればさすがにすっぽかすことはないでしょう…。
1つ注意なのは、すでに開始してしまっている予定を修正した場合です。
先日学校に行ったとき、「お迎えは○時くらいでお願いします」と言われた時間が、私が予定しているよりも遅かったんですね。なので、カレンダーの予定の終了時刻を5分遅くしたんです。そしたら、お迎えの時間の通知がめちゃくちゃ早く来ました。「え、もう?」と思って時計を見たら、1時間くらい早くて。スマホ・スマートウォッチの通知も Alexa のアナウンスも両方同じ時間に来ました。ただ、その後にちゃんと正しい時間にも通知が来たので、びっくりしただけで問題はなかったです。そういうもんなんですかね。
今のところまだ数回しか機会がありませんが、とりあえず問題なく運用できています。本当にいい時代になっていてありがたい…。
まぁ、根本的な問題『息子が暴れる』は解決できていませんが。はぁ。
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