ChatGPT の URL の末尾に『?model=○○』と付けると、そのモデルを選択した状態の ChatGPT を利用できるよ、という内容を長々と書いています。
https://chatgpt.com/?model=o4-mini-high
ご興味のある方は読んでいただけたら嬉しいです。
ChatGPT、毎日本当に便利に使わせてもらいます。
たまにトンデモ回答もしますけど、ほとんどの場合ちゃんと回答してくれるし、本当に賢くて大好きです。
開発者の方々には感謝しかありません…。
私は大きく分けて2つの用途で使っています。
- 一般的な会話
- 仕事のデータチェック
今の ChatGPT には『モデル』がいろいろあって、『1. 一般的な会話』のときは『GPT-4o』を使っています。
で、『2. 仕事のデータチェック』のときには『o4-mini-high』を使っています。
ChatGPT 自身に「中学生でもわかるように GPT のモデルの違いを教えて」と聞いたところ、
モデル名 | 説明 | 特ちょう | 出た時期 |
---|---|---|---|
GPT-4o | 最新のモデル。「o」はオムニ(omni)の意味。 | 超高速・超高性能・画像・音声もOK | 2024年5月 |
GPT-4o mini | GPT-4oの軽いバージョン。 | GPT-4oより軽い。コストと速さ優先。 | 2024年後半?(非公開モデル) |
o4-mini | OpenAIが作った「第4世代 miniモデル」。 | 軽くて速い。そこそこ頭もいい。 | 2024年5月 |
o4-mini-high | o4-miniの強化版(high = 高性能版)。 | 速くてかなり賢い。バランス型。 | 2024年5月 |
o3 | GPT-3.5世代ベースの「OpenAI製」軽量モデル。 | 古いが速い。無料で使われること多い。 | 2023年~2024年 |
GPT-4.5 | 名前だけウワサに出たが、正式なモデル名ではない。 | 実はGPT-4 turboの別名のようなもの。 | 存在しない(名前だけ) |
と教えてくれました。
さらに、
- GPT-4o = スーパーヒーローAI(速い・強い・画像/音声もOK)
- GPT-4o mini = その弟分。軽くて速いけどちょっと力は弱め
- o4-mini = 軽いけどまあまあ頭がいい。部活でがんばる1年生
- o4-mini-high = 成績も運動もそこそこできる中堅2年生
- o3 = ちょっと古い。今でもがんばってるベテラン3年生
- GPT-4.5 = 名前だけのウワサ。実在はしない(ニセ情報っぽい)
という感じの印象まで教えてくれました。
『(ニセ情報っぽい)』ってなんだよ…プルダウンに存在してるじゃないか…。
最初は GPT-3.5、GPT-4、GPT-4-turbo、GPT-4o の違いを教えてくれたんですが、そうではなく上記の『今、プルダウンで選択できるモデルの違い』を教えてもらいました。
使ってきてわかったことがありました。
GPT-4o は『超高速・超高性能・画像・音声もOK』だからほとんどの会話はこの子で OK なんですが、仕事のデータのチェックなんかは任せられないんですよね。
GPT-4o は、なんというか「ノートがめちゃくちゃキレイな優しい子」って感じです。
表示もカラフルだし、いろいろ教えてくれて本当に助かるんですけど、なんだか急に『ざっくり』になるときがあって、細かいチェックには向かない感じでした。
一方で o4-mini-high は、「地味だけど、ひたすら職務に忠実に、的確にやってくれる子」って感じです。
会話におもしろみはほとんどないんですが、淡々とじっくりちゃんと論理立てて根拠を示してチェックをしてくれます。
(まぁそういう仕事をしてくれるように、あらかじめプロンプト渡してありますが)
なので、うっかり仕事のデータチェックを『GPT-4o』に任せてしまわないように、モデルの選択を間違わないようにする必要がありました。
(間違えても、やり直せばいいだけなんですけどね)
普段の会話は、普通に左のペインにある『ChatGPT』から開始したり、ChatGPT の公式の URL『https://chatgpt.com/』から開始したりすれば自動で『GPT-4o』になるんですけど、問題は『o4-mini-high』を選びたいときです。
私は ChatGPT PLUS に課金しているので、『プロジェクト』機能を使っています。
o4-mini-high はカスタム指示を使用できない(らしい)と言われたのでプロジェクト機能にしなくても別にいいんですが、「わかりやすいようにフォルダの中に入れる」感覚でプロジェクト機能にしています。
で、すぐにそのプロジェクトを開けるように、そのプロジェクトの URL をブラウザのブックマークに入れて入れています。
その URL の末尾に、冒頭にも書いた通り『?model=○○』という文字をつけると、直接そのモデルを選択した画面にアクセスできます。
たまにプルダウンのところがそのモデルになっていないこともありますけど、チャットを開始するとちゃんと代わっていたりします。
あとは、その URL をブックマークしておけば OK です。
プロジェクトだけでなく、個別のチャットでも『?model=○○』を付けるとそのモデルに代わってもらえるみたいです。
『?model=○○』の部分ですが、
- GPT-4o → ?model=gpt-4o
- GPT-4o mini → ?model=gpt-4o-mini
- o4-mini → ?model=o4-mini
- o4-mini-high → ?model=o4-mini-high
- o3 → ?model=o3
- GPT-4.5 → ?model=gpt-4-5
と書くことで、そのモデルに直接アクセスできるようです。
これで、プルダウンからモデルの選択を忘れてしまうことも少なくなりそうです。
先ほど『そういう仕事をしてくれるように、あらかじめプロンプト渡してあります』と書きましたが、このプロンプトも GPT-4o に一緒に考えてもらいました。
仕事の内容と、現在使っているプロンプトを渡して、『o4-mini-high がうまく動いてくれるように、プロンプトを整理してください』とお願いしたら、見事につらつらと書いてくれました。
それを手直しして、さらにチェックしてもらって…と繰り返しています。
仕事の際に必ず使用する Excel のチェックリストにシートを作って転記し、他のシートのチェックボックスが ON/OFF になっているのを参照して若干文言を変更したりするようにしてあります。
o4-mini-high はカスタム指示を理解しない、と GPT-4o が教えてくれたので、毎回仕事をお願いするときはこれを貼り付けている感じです。
私は ChatGPT の使い方例とかにでてくるような『アイデアの壁打ち』的な仕事をしていないので、そういう使い方をしたことはないです。
でも、ぜんぜん違う業務内容でもカスタマイズすれば使うことができる、という汎用性に、本当に驚くばかりですね…。
作ってくださった開発者の方々、新しい使い方を教えてくださっているインフルエンサーの方々、本当にいつもありがとうございます。
これからもぜひともよろしくお願いしたいです。
コメント