我孫子武丸さんの『8の殺人』を読みました。
我孫子さんの小説は、以前『殺戮にいたる病』を読んだことがあります。
あの小説はかなりきれいに騙されていて、ものすごくびっくりした記憶があります。
あと、ちょっと、というか、かなりグロかったですね…。
今回の『8の殺人』は我孫子さんのデビュー作だそうです。
まさかそうとは思わなかったんですが、なんとなくテイストが軽い感じがして、ちょっと違和感はありました。
といっても、私は我孫子さんの作品まだ2作目なので、そこまで語れるわけじゃないですが…。
刑事とその弟妹が事件を解き明かしていくストーリーでした。
主に弟が探偵役になっていましたが、途中でなんだか大きくミスリードさせられてることに気づいて、何とか起動修正していました。
本当に本当に偶然なんですが、ここ最近『金田一少年の事件簿』の漫画をまたイチから全部読み返していて(何度目だよ)、この本を読む前日にちょうど『学園七不思議殺人事件』を読んでいたところだったんです。
なので、「ひょっとして鏡かな…」っていうのはすぐにピンと来ました。
ラッキーでしたね…。
ただ、2個目の殺人の方はまったくわからなくて、なるほどだから『磔』だったのかと驚いた次第です。
何度も怪我をさせられる木下くんは、『犯人に告ぐ』の小川くんを彷彿とさせるようなコミカルなキャラクターでした。
実際こんな目に遭わされたら本当悲惨ですね…。
何と言うか…「生きていて良かったね」というレベルです。
労災おりるのかな。
彼がいるおかげで、まあ結構コミカルな感じになっている感じはありますね。
にしても、犯人なんだか危なかったね、という感じもします。
こんなこともあるんだーって思いました。
あと、やたら『脚注』が多かったのも、なんか不思議な感じがしました。
やっぱり京大のミステリ研ですと、変わった人も多いんだろうなーっていう感じです。
想像するだけでちょっとブルっとする…。
我孫子さんといえば、やっぱり『かまいたちの夜』ですかね…。
高校のとき、先輩に内緒でこっそりスーファミを合宿に持っていって『弟切草』をやり、その延長上で『かまいたちの夜』にもハマったことを思い出します。
怖かったけど、ピンク出したくてがんばってたなぁ…。
Kindle Unlimited で読みました。
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