勝間和代さんの『40歳からの「仕事の壁」を越える勝間式思考』を読みました。
勝間さんの本は『勝間式 超ロジカル選択術 後悔しない自分になる!』以来です。
あれ、結構間が空いていましたね…。
もっと最近、なにか読んでいると思っていました。
YouTube とか Twitter(X)とかをよく見てるから、そう錯覚したのかな。
勝間塾が『5年後なりたい自分になる』というコンセプトで、ドリームキラーのいない環境で、自分のやりたいことができる場所である、ということがよくわかりました。
あとは、『0.2%の改善』など、勝間さんが YouTube などでよくおっしゃっていることも出てきていて、勝間さんの最新のエッセンスが盛り込まれた1冊でした。
日経 BP の Web のコーナーで勝間さんが読者からの質問に答えて、それに合った本を紹介するという『ビブリオセラピー』みたいな形式の記事が24個ありました。
印象に残ったのは、「心理的安全性を確保するのが最優先である」というところ。
職場の上司がサイコパス気味だったら、自分を守るために転職を考えるのもありだと。
『心理的安全性』は最近よく言われてはいますね。
本当に大切だと、私も思いました。
やっぱり不安なこと、心配なことがあるとなかなか安心して寝られないし、仕事なんてもってのほか、みたいになっちゃいますね…。
最近娘が入院していたんですけど、先日退院するまでちょっと睡眠スコアが低かったような気がしますもん。…あれ、そうでもなかったか?
まー、娘入院中の平均は全体の平均より1.9点くらい低かったです。
あとは、「社内に尊敬できるロールモデルがいない」という問いに対して、「理想的な人は存在しないから、複数の人を寄せ集めて自分で理想を作りましょう」と書いてあったのも印象的でした。
まー、そうですよねー…!
ある一面では尊敬できていたのに、尊敬できていない面を発見してしまった途端、自分の中で無理になってしまうこと、たまにあります。
大人になって、だいぶその当たりに折り合いをつけられるようになりましたが…。
寄せ集めロールモデル、私にとってもいいかもしれません。
『リスキリング = DX』だけではない、というのもなんだか目からウロコでした。
定年後も働き続けるということに関して、必ずしもホワイトカラー的な仕事じゃなくても、やれることはたくさんある。
自分にそういう視点がなかったので、気付かせてもらえて嬉しかったです。
タイトルにもある『40歳からの仕事の壁』。
私は44歳で、フリーランス12年目くらいなんですが、いまもまだ組織で働いていたら、いろいろ行き詰まって「うまくいかないな」ってふてくされることもあっただろうな…と思います。
今はフリーランスでのびのびやれているので、そういう環境にいられてありがたいなと思います。
…最近ちょっと仕事がなくて焦ってはいますが。
夫が会社員としてちゃんと稼いてくれている、というのが、私の中でかなり『心理的安全性』になっていますねー。
本当にありがたいです。
私もやれることをがんばろうと思います。
『実験』と思って取り組めば、多少の失敗は乗り越えていけそうな気がします。
最後の部分に、これまで紹介されてきた本が羅列されているんですが、24冊のうち3冊しか読んだことがありませんでした。
どうしても小説に偏りがちなのでね…。
少しずつ読んでいきたいです。
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