殊能将之さんの『黒い仏』を読みました。
殊能さんの小説は『美濃牛』以来です。

美濃牛
殊能将之さんの『美濃牛』を読みました。殊能さんの小説は『子どもの王様』以来です。『キマイラの新しい城』と同じ石動戯作シリーズで、これが第1弾とのことでした。『キマイラの新しい城』のときは、石動さんがどうにも脇役っぽいなーっていう印象でした。...
これが石動戯作シリーズの2つ目です。
今回の話は…なんというか、読み終えて愕然としました。
これまで私が読んだ殊能さんの小説と、まったく毛色が違う話だな、と。
前作の美濃牛が結構複雑でありながらもなかなかおもしろかったので、今作も同じようなものだと思って読み始めました。
ところがどっこい、まったく違う。
SF 宇宙大戦争的な感じで…。
強いて言えば、『美濃牛』よりは『キマイラの新しい城』の方に近いのかもしれません。

キマイラの新しい城
殊能将之さんの『キマイラの新しい城』を読みました。殊能さんの小説は『ハサミ男』以来です。殊能さんの小説は2作目ですが、前回の『ハサミ男』と比べるとかなりファンタジーよりな話でした。タイトルの『キマイラ』からしても「そうかも知れない」と思いま...
まず、いわゆる『人外』の存在が出てきます。
で、その人(人外の人?)が、とりあえず石動さんがやってくれた推理に乗っかって、その通りに過去に戻って証拠を作って…っていう話で…。
何がなんだか…。
前作だと脇役というか、『さよならドビュッシー』の岬洋介みたいな感じだったんですが、今回はちゃんと主人公をしていたというか。

さよならドビュッシー
中山七里さんの『さよならドビュッシー』を読みました。中山さんの小説は『ラスプーチンの庭』以来です。 ようやく読めた中山さんのデビュー作。音楽関係の仕事してたの? というくらい、演奏シーンとかは迫力がありました。音の表現もすごく染み込んでくる
主人公してたのかな…。
いろんなことが起きすぎて、よくわからないです…。
やっぱり脇役で本当はアントニオが主人公なんじゃないかって思ってしまいますね。
よくわからないんですが、いい具合に担ぎ上げられてっていう感じでしょうか。
雰囲気としては、冨樫義博先生の『レベル E』に似てる感じかなでしょうか。
Amazon のレビューで評価が分かれていたのも頷けるような話でしたねー。
私は…正直…『美濃牛』のほうが好き…というか、『ハサミ男』のほうが好き…。
でもまぁ、こういうのもおもしろいのかもしれませんね。
Kindle Unlimited で読みました。
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