昨日、鳥山明先生の訃報を聞きました。本当に本当にびっくりして、悲しくて泣いていました。
この文章を鳥山先生に読んでいただくことは叶わないですが、鳥山先生に宛てて感謝の気持ちをつづりたいと思います。
1980年生まれの私にとって、自分で最初に大好きになったキャラクターが『アラレちゃん』でした。『にこにこぷん』より大好きでした。
幼稚園の盆踊りのときにアラレちゃんの浴衣を買ってもらってすごく嬉しかったのを覚えていますし、巨大なアラレちゃんのパネルの前で嬉しそうに立っている自分の写真もあります。アニメも毎週楽しみに見ていました。サイドに羽がついた帽子も持ってたなー。
自宅には『Dr.スランプ』の単行本が、なぜか9巻までしかありませんでした(全18巻)。1年くらい前に、電子版ではありますが全巻買ったんですよね。改めて、おもしろいなーって思いました。
そして『ドラゴンボール』。もちろん、かめはめ波の練習はしました。かめはめ波の練習をし、アバンストラッシュの練習をし、霊丸の練習をするのが当時の小学男子の嗜みだったと思います。私は女子でしたが。
アニメも本当に大好きで、毎週欠かさず見ていました。1度、(なぜか)水曜日に外食することになり、途中で「ドラゴンボールの日だった!」と気づいて、私だけ録画をしに引き返した記憶があります。その時は録画予約ができなかったので、その後説明書を読んで録画予約を覚えました。私が家電の説明書を読むのが好きになったのは、この出来事がきっかけでした。
小5のときに『ドラゴンクエスト4』をやりました。それが人生初 RPG でした。DQ4 は未だに私の中では特別なゲームです。鳥山先生の描いたキャラクターが全て大好きで、小学校の卒業制作のオルゴールの箱にスライムとドラキーとバブルスライムとホイミスライムを彫りました。DQ4 のアリーナが大好きで、2章の3人のパズルを今でも大切にもっています。
高校生のときに『クロノ・トリガー』をやりました。発売日に箱を開けて、カセットの他にカードが入っていてすごく嬉しかったのを覚えています。ストーリーの一コマが切り取られていて、どんな話になるんだろう、ってものすごくワクワクしていました。
パーティキャラ全員大好きで、特にクロノとカエルが大好きで、ルッカなんか「まんまアラレちゃんじゃん!」って思ってて。楽しくて楽しくて仕方なかったです。
評判に違わぬ名作で、私の中でのゲームランキングでは不動の一位です。ちなみに、2位が DQ4。何周も何周もして、すべてのエンディングを見ました。どの時点でクリアするとどんなエンディングが見られるのかの一覧も作成しました。今みたいにインターネットで簡単に調べられる時代ではなかったので、攻略本が出るまで細かいことが分からず、本当に何度も何度もラヴォスを倒しました。いわゆる『反省会』エンディングだけどうしても分からなくて、友人宅で『パソコン通信』で調べさせてもらいました。それより前にワープロはよくいじっていましたし、『ファミコン ファミリーベーシック』も友人の家で遊ばせてもらっていましたが、この『パソコン通信』がきっかけでパソコンに興味を持ったと言っても過言ではないです。
こうやって振り返ると、人生の節目節目で鳥山先生の影響をものすごく受けていたな、と改めて実感しました。鳥山先生の絵が大好きで、「日本人は DNA レベルで鳥山明の絵が好き」だと真剣に思っています。この時代に生まれることができて幸せだなと、本気で思っています。
アイデンティティの田島さんが「ドラゴンボールに人生を救われた人がこの世にどれだけいるか分かりませんが、自分も間違いなく現在進行形でそうです」とおっしゃっていたと記事で読みました。本当にそうだと思います。漫画が好きで、アニメが好きで、そこから家電に興味を持って、ゲームが好きで、そこからパソコンに興味を持って、それで今の自分があるな、と。
鳥山先生が亡くなられて、ただただ悲しいです。でも、これからもずっとずっと大好きです。本当に、本当にありがとうございました。ゆっくりお休みなさってください。
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