角野栄子さんの『魔女の宅急便5 魔法のとまり木』を読みました。
先日の『魔女の宅急便4 キキの恋』の続刊です。
いやー…、トンボさん、すごくないですか…。
ひとたらし、いや女たらしかな…?
何というテクニック…というか、きっとあれ、ナチュラルにやってるんでしょうね…。
本当にすごい人ですね。
今回もいろんな話があって、とても楽しかったです。
サヤオが出てきた時は、「トンボさんに新しいライバル出現か!?」とざわつきましたが今回もいろんな話があって、とても楽しかったです。サヤオが出てきた時は、「トンボさんに新しいライバル出現か!?」と焦りましたが、肝心のキキの気持ちがしっかりしているのでまったくそんなことはなく。
普通に一種のスパイス的な役割として流れていってしまいました(笑)。
というか、イケメンなのかもしれないけど、キモい男だな…と思ってしまいましたね…。
キキみたいにしっかりしていて、ちょっと変わった属性のある女の子は、こういう変なのに付きまとわれることが多いですね。
ただ、
ちょっと飛べなくなるところもありました。
ジジの言葉が通じなくなるところもあり、ジブリ映画とはちょっと違う感じなんですけど、なんだか映画と小説がダブって見えるような気がしておもしろかったです。
ジブリ映画では、ジジはエンディングでリリーと結婚しちゃってたけど(してたのかな…?)、今回の小説ではキキと同じぐらいのタイミングで結婚したようです。
っていうか、キキ、結婚したんだね! すごいね!
この巻のラスト、最後の行に『このつづきのお話は、二年と十三年、そう。十五年後から始まります』と書いてありました。
その語り口が、いかにも児童小説らしくて、すごく優しくてとても心に残ります。
次でいよいよラストなんだなーと思うと、なんだかさみしいです。
キキが何かお手伝いしたことで、みんなが幸せになって、いろんな幸せがどんどん広がっていきます。
優しい世界だなぁ…と思います。
現実でも、こんなに優しい世界だったらいいのにね…。
新しくベールを届けるお仕事も始めたのに、ちゃんと自分の結婚式にはそのベールルかぶれたんですかねー。
次は『15年後』とのことです。
だから、結婚式のシーンなんかは見られないんですかね…。
見たかったなーーーーーー。
『金田一37歳の事件簿』のラストでも思いましたけど、「実は結婚してました」的なサプライズは本当にサプライズで嬉しかったんですけど、結婚式見たかったよーーーーー。
ちょっと寂しいです、残念。



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