Nintendo Switch で『金田一耕助シリーズ 本陣殺人事件』をクリアしました。
何かでたまたま見つけて、「これはいつかやろう」と思っていました。
なんせ、今ちょうど『金田一耕助』シリーズの小説を読んでいるところですので。
『本陣殺人事件』といえば、金田一さんのデビュー作です。

正直、この『本陣殺人事件』はちょっと胸糞悪めというか…。
いい歳こいた中年の『処◯厨』のおっさんがいろいろこじらせる話、として私の中で記憶されていました。
…ココ、重要ね(笑)。
この小説をゲーム化したもの、ということで、どんな感じになるのか楽しみにしていました。
プレイしてみると…あ、これ、『未解決事件は終わらせないといけないから』じゃん! と。

知らなかったんですけど、Somi さん作のこのゲームから着想を得て、ご本人からも許可を得て作成されたそうです。
それは好都合、システムは知っているので困ることはなさそうです。
『未解決事件は~』は、登場人物がそれぞれ語っているブロック状になった言葉の内容とその順番をきちんと当てはめてあげると、言葉のブロックが「カシャン」と連結して次のブロックが表示される、という仕組みです。
今回のゲームも、まさにそのまま。
『未解決事件は~』よりも、文字のフォントがとても見やすくてありがたかったです。
(『未解決事件は~』のフォントは、いわゆる昔のファミコンっぽいフォントで、しかも字の大きさが小さく、文字が潰れてよく読めないところがありました)
今回の主な登場人物は全部で9人。
それぞれの会話の特徴は以下の通りです。
- 金田一耕助(名探偵)
- です・ます口調、柔らかい感じ
- 「私」、久保銀造を「小父さん」
- 磯川常次郎(刑事)
- だ・である調(他にいないので、この口調だったら全部磯川さん)
- 事実を淡々と述べる感じ
- 久保銀蔵(被害者・克子の叔父、金田一さんのパトロン)
- です・ます調
- 「金田一くん」「克子」「賢蔵くん」「鈴ちゃん」
- 一柳糸子(被害者・賢蔵の母)
- 女言葉で偉そうな感じ
- 息子たち・娘・良介を呼び捨てにする
- 一柳隆二(被害者・賢蔵の弟、医師)
- です・ます調、柔らかい感じ
- 「賢蔵兄さん」「母」「三郎」「鈴子」「良介さん」
- 一柳三郎(被害者・賢蔵の弟、ミステリーマニア)
- ちょっと馴れ馴れしい口調で若干偉そう
- 「俺」「賢蔵兄さん」「鈴子」
- 一柳鈴子(被害者・賢蔵の妹、歳の割にかなり幼い)
- 子ども口調
- 「お母さま」「克子姉様」「賢蔵兄さま」「良介兄さん」
- 猫を飼っている
- 一柳良介(被害者・賢蔵の従兄弟、教師、一緒に暮らしている)
- なんか卑屈っぽいジメッとした感じの口調
- 妻を「秋子」、「賢蔵さん」「克子さん」「糸子伯母さん」
- 飯屋のおかみさん(一柳家の近所の食事処のおかみさん)
- 女言葉で気さくな感じ
- 「賢蔵さん」「糸子さん」「鈴子お嬢さん」
この特徴を追っていけば、人物は大体当てはめられると思いました。
言葉のブロックの順番は、適当に前後させていけば「カシャン」となります(笑)。
基本画面は、会話のブロックが表示されている画面なんですが、章の始めとかにムービーが流れたりします。
それとは別に、なにか事実が浮かび上がったときに、急に人物何かの絵がカットインすることがあります。
…鈴子の飼っている猫の絵がカットインしてきたときは、相当ビビりました…。
でも、基本的にはそんなにグロくないし、怖くもないです。
(小3の娘はちょっと怖かったみたいですが)
ときどき『問題』のようなものを出されるので、回答となる会話を選んだり、選択肢を並べ替えたりします。
仮に間違えたとしても「考え直したほうが良さそうだ」的なメッセージが出るだけで、ノーリスクです(…ですよね?)。
なので、ガンガン間違えちゃえばいいと思います。
全部で10章でした。
…驚いたのが、なんだか「いい感じの話」で終わったことです。
え、そうなのか、流石に「いい歳こいた『処◯厨』のおっさんがいろいろこじらせる話」だと障りがあったから変更されたのかー。
…と納得しかけたんですが、エンディングを迎えると『真相編』がアンロックされました。
ほぅほぅ。
開始すると、第七章まで戻らされます。
殺された克子の元同僚である静子に、金田一さんと磯川警部が一緒に会いに行く直前なんですが、そこで『持って行くもの』を選ぶんですけど…。
『真相編』の初回は仕組みがわかっておらず、前回選んだものと同じものを選択し、前回とおんなじエンディングを見ました(笑)。
「いや、違うよな…」と、次はなんとかもう1つのものの方を選択。
そしたら違うルートを進み始めたので、一安心です。
(1回目に2回目選択したものを選べるかどうかは、検証していないのでわかんないです…)
で、『真相』は小説のとおり。
ある意味安心しました(笑)。
『本陣殺人事件』の目玉って、やっぱり『密室トリック』だと思うんですよね。
『金田一少年の事件簿』の『銀幕の殺人鬼』に近い、あのダイナミックな感じです。
でも、このゲームの方式だと、そのダイナミックさはあんまり出せないかな…と。
そこは残念でしたが、やっぱり会話と会話をつなげて次々と新しい会話を出していくのはおもしろかったです。
今回も攻略サイト等は見ずにクリアできたので、めでたかったです。
…まぁ、ストーリー知ってるから当然か…。
途中まで『AUTO』の意味がわからず、「いちいち『A』押すのめんどくさいな…」と思っていましたが、『X』を押すと AUTO になったので、後はボーッと見ていました。
うっかりムービーを流しちゃったときに、スキップできる機能が(多分)ないので注意です。
『金田一耕助シリーズ』と銘打っているので、もちろん続編あり、ですよね!?
(「でっかいシリーズ始めます」と銘打った『ブレイヴフェンサーシリーズ』は、続編が出たのは7年後でしたが…)
とっても楽しみにしています。
さて、何の話がいいかなー。
知名度からいったら、『八つ墓村』『犬神家の一族』『獄門島』あたりですが、どれもちょっと長いですかね…。
まぁ、『題材』はそれなりの数があるはずなので、ぜひとも新しいものを出してほしいですね。
プレイ時間は3時間前後くらいでした。
Switch だと定価は1,500円ですが、セールで1,050円のときに購入しました。
ラッキーでしたー。


コメント