誤解だらけの子育て

読んだ本

成田奈緒子さんの『誤解だらけの子育て』を読みました。
成田さんの本は初めてです。

成田山は小児科医をされていて、その視点から、現代の子育てで「間違ってるんじゃ」と感じたところを指摘してくれています。
一方で、『はじめに』には『ここに書いてあることを「絶対守らなければ」と思うとまた苦しくなってしまうので、「大体そういうことね」と思って、あとはご自分の感性に従い、社会につながる姿をできるだけ子供に見せることを目標に、毎日の生活をつなげていってくだされば幸いです』とありました。ここが、すごく嬉しかったですね。こういう本を読むと、やっぱり「こうしなきゃ」と思ってしまって、更に苦しくなることもありますもんね…。

45個の誤解について、1つずつ丁寧に解説されています。
その中でよくでてくるワードに『おりこうさんの脳』があります。人の脳には『からだの脳』『おりこうさんの脳』『こころの脳』の3つがあって、『からだ → おりこうさん → こころ』の順番でバランスよく育てていくことが大事、だと。いわゆる『早期教育』をすると、『からだ』よりも『おりこうさん』を先に育てようとしてしまうと、脳自体がアンバランスな状態になってしまい、心の問題につながるというのです。まぁ、早期教育については、最近では賛否の『否』をよく聞くことが多くなったし、物価高でたくさんやらせてあげることもできなくなっちゃいましたけどね…。
あとは『原始人』というワード。5歳までの子供は『原始人』なのだから、頭ごなしに叱ったりしても逆効果なんだそうです。まぁ、わかる。けど、難しいよねー…。無駄だとわかってて叱らないようになると、「あの親は叱ることすらしない」って目で見られるんです…。で、叱っていると、知らないお婆さんに「そんなに叱らなくても」と言われる。どうせいっちゅうねん。一度、ショッピングモールでブチギレたことがあったなぁ…。あのときのお婆さん、すみませんでした。私には全く余裕がありませんでした。次第に息子と買い物に行かなくなりましたね…。そうすることで、私の精神の安寧が保てました。それ以来もっぱらネットスーパーになりましたよ。外出、難しかったなぁ…。あ、今でも難しいですけどねー。

発達障害についても書かれていました。『生活・環境改善を通じて、症状が目立たなくなることが少なくありません』とあるので、生活改善がんばっても症状が目立つ息子は、やっぱり発達障害なんでしょうねぇ…。
睡眠時間に関しても、私大体同じ21時半くらいには寝ていると思うんです。実際子どもたちのスマートウォッチにも21時半くらいの就寝時間が記録されているので。ですが、早く寝ると早く起きるんですよね…。字面だけ見るといいことなんですけど、6歳(娘)は11~12時間、11歳(息子)は9時間半が推奨されているようで、それには足りてないなぁ…。赤ちゃんの頃から2人共あんまり寝ない子だったので…。遅くても6時半には起きてきてしまいます。下手すると6時前。私は5時に起きるようにしていて、朝の時間を優雅に過ごしたいんですが、なかなかできないです。「もっと寝てなよ」と言っても「起きちゃった」と言うので、こればっかりはもうそういう個体なんだと諦めるしか…。

『料理』については、この間ちょうどやってもらったんです。
今、息子は学校に決まった時間しか通っていないんです。

MacroDroid を使って Google カレンダーの終了時刻に通知を出す
先に結論を書きますと、Android のアプリ MacroDroid のトリガーに『カレンダーの予定』があって、オプションで『予定の終了時』という項目を選択できます。それを使うと、Google カレンダーの『終了時刻』を起点に MacroD

その時間で、家庭科の先生とマンツーマンで野菜炒めを作ったそうで。わざわざ申し訳なかったんですが、全工程自分でできたから大満足だったみたいです。集団授業でやると、どうしても役割分担になってしまって、「切ったけど炒めてない」みたいになりがちですが、一人だったので全部できたみたいで。でも、一人だったから7人前くらいの野菜炒めを持て余して、担任の先生・家庭科の先生・校長んせい・副校長先生…といろんな先生に野菜炒めを食べてもらったそうです。で、それが楽しかったから、家でも作りたい、と。
土日だったのでカレーを作ってもらいました。…ホットクックで(笑)。とりあえず野菜を切って、肉を入れて、水を入れて、ルーを入れて、ボタンを「ピ」。(一応)自分で作ったからか、「おいしい」とご満悦でした。うちの子たちはカレーがあんまり好きじゃないらしく、大人しかカレーを食べないのですが、息子は娘にも食べさせていました。…が、あまり食べてくれず、「どう思った?」と聞いたら「ムカついた」と…。いつもそう思ってまーす。ま、それも含めていい機会でした。またやってもらおう。

デジタルデバイスについては、まー今の許可制でいいのかなと。宿題などのその日やることをやったら許可しているので、しばらくはそのままの運用にしていこうと思います。

みまもり Switch で Switch を許可制にする方法
先に結論を書きますと、 親のスマホに『みまもり Switch』をインストール、設定 『設定』の『1日に遊ぶ時間』の項目で『曜日ごと』にして、毎日の時間を『0分』にする(『曜日ごと』にしないと『0分』にできないため) です。こうすると、管理下

息子が中学生になったら、スマホの運用はまた考えなきゃいけないかもしれませんが。

学校を休むことの是非については、ちょうどタイムリーな感じでした。ただまぁ、うちの息子の場合は『不登校』ではなく半ば『謹慎』なんですが…。最近では私のほうが「行かなくてもいいかも」なんて思い始めちゃっています。ダメなんだろうけどねー…。

子育てって難しいですね。どうしても「失敗したくない」と考えてしまいますし、それにしてはサンプル数(実子の数)も少なすぎますし。いろいろ試行錯誤して自分なりの答えを見つけなきゃいけないけど、それが正解だったかなんてずっと先にならないとわからないですもんね…。
まぁ、変な後悔をしないように、いろいろ仕入れて吟味して、できそうなものは試していきたいなと思いました。

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さちこ

40代2児の母。2011年からフリーランスやってます。東京の東の方在住。
第一子が発達グレー男児で、彼が将来彼の妹に迷惑かけずに生きていけるよう、日々奮闘中です。

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