薬屋のひとりごと 8

読んだ本

日向夏さんの『薬屋のひとりごと 8』を読みました。
先日の『薬屋のひとりごと 7』の続刊です。

薬屋のひとりごと 7
日向夏さんの『薬屋のひとりごと 7』を読みました。先日の『薬屋のひとりごと 6』の続刊です。 今回の表紙は猫猫と、新しい同僚である姚さんと燕燕です。こっちを見て微笑んでいる方が姚さん、姚さんを見ているのが燕燕。姚さん、顔が雰囲気がとっても大

表紙は仲睦まじくじゃれ合う猫猫と壬氏さま…ということでいいんでしょうか? これはどのへんのシーンなんですかね? まさか、最後のアレの直前とか?
この子は本当に愛されていますね…。でも、なんというか、本人も嫌いじゃないんでしょうけど、なんだかちょっとかわいそうな気もします。自立して平和にそれなりに幸せに生きていきたかったろうに、どんどん抜け出せない深みにはまってしまっていますね。壬氏さまはなんだかとっても嬉しそうですけどね。

姚さんも復活し、碁の大会も開かれ、比較的平和な感じの巻でした。比較的、ね。最後に爆弾は落とされましたけどね。
碁の大会も、こういうエピソード挟まれたら、やっぱり羅漢が嫌いになれないですねー。まぁ、自分の父親だったら嫌ですけど。ところどころ羅半の抜け目ないところが光っていて、それもおもしろかったです。

今巻で一番かわいそうだったのは、なんだかんだで玉葉后ですかねー。序話で異母兄・玉鶯にいじめられていたエピソードが披露され、玉鶯にはいまだに嫌な思いをさせられ、簪で脅されて、一番最後に『アレ』を見せられて。
玉葉后はまだ妃だった1巻のときにも、夢遊病の芙蓉妃のエピソードで「羨ましい」と言っていたので、今回もきっとそう思ったんじゃないかな、と思いました。もちろん、この国で一番権力のある人の后になって、何にも不自由しない暮らしをしているし、『夫』は優しいし。でも不満は…命を狙われたりすることもあるし、『夫』は別にも女がいるし、自分で好きになった人じゃないし。もちろん、今は情はあるでしょうけどねー。芙蓉妃を「羨ましい」という気持ち、猫猫が壬氏さまに愛される気持ち、きっと複雑な気持ちで猫猫を見ているんでしょうね…。もちろん『嫌い』とかじゃない、というか猫猫のことはきっと好きなんでしょうけどね。
異母兄・玉鶯がなんだか嫌な感じですね…。一悶着も二悶着もありそうな感じ。何事もなければいいんですが、きっとあるんでしょうねぇ。

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さちこ

40代2児の母。2011年からフリーランスやってます。東京の東の方在住。
第一子が発達グレー男児で、彼が将来彼の妹に迷惑かけずに生きていけるよう、日々奮闘中です。

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