中山七里さんの翼がなくてもを読みました。
私自身が中学高校と陸上をやっていたこともあって、とても面白く読めました。
将来を嘱望されたアスリートである主人公が事故に巻き込まれ、
左足を切断することになった。
しかも、加害者は初恋の相手でもある幼馴染で隣人の青年。
彼に対する許しとパラ陸上へ目覚めていく物語…なのかと思いきや、
そこはびっくり中山七里、
その幼馴染が殺害されてしまいます。
中山七里さんの話ではおなじみの犬養刑事や御子柴弁護士が出てくるので、
それもまた面白い。
しかも、この2人はこの話で初対面のようですね。
へーって感じ。
御子柴弁護士の事務所が小菅に移っているみたいなので、
御子柴シリーズの『恩讐の鎮魂曲』のあたりの話でしょうか。
犬養刑事も高千穂刑事とコンビになっているので、
『ハーメルンの誘拐魔』以降ですかね。
本当にどうでもいい1点ですが。
物語開始直後の文章なんですが、
クラウチングスタートで両手を肩幅に広げたあとって、
あんまり前方を『見据え』ないと思うんです…。
人にもよるかもしれませんが。
スタート待っているときは下向いてます。
だって前向いてたら不自然で苦しいから。
CMとかドラマとかで、クラウチングスタートの
【 腰を上げた体制で前を向いている 】映像が流れると、
いやいやおかしいでしょ…って思います。
最後もう一返しあるか、と思っていましたが、
意外とそのままいった感じがありました。
でもラストの手紙は泣きました。
ずるいなぁ、頑張らざるを得ないよなぁ。
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