安川康介さんの『科学的根拠に基づく最高の勉強法』を読みました。
安川さんの本は初めてです。
この本、すごく評判いいですよね…!
「読みたいなー」と思っていたところ、ちょうど『Kindle 日替わりセール』に出されていた時があったので、「これはラッキー」とすかさず購入しました。
すごく期待していたんですが、期待に違わずおもしろく、とてもためになる本でしたねー。
よく、いろんな勉強の本で『脳に負荷をかける』という表現を見ますが、やっぱりそうやって『負荷』をかけないと『勉強』にならないんだな、と実感しました。
なかなか難しいですけどね…。
この歳になると、負荷をかけると疲れちゃう…でもがんばらないと。
自分が学生の時からずっと思っていた『授業中にノートを取るのか問題』。
ここでも、やっぱり『ただ板書を書き写すだけでは効果は薄い』とのことです。
まー、そうですよねー。
それはやっぱり「脳に負荷をかけていないから」なんですよね。
ただ書き写すのではなく、思い出しながら書く、後で思い出せるように書く、『要約』して書く、などを行うのがポイントとのことです。
教科書への下線も、やっぱりあまり効果はないと。
ひたすら引かせる先生、いましたけどね…1回授業終わると、接続詞とか以外は全部「線引け」と言われた箇所だった、みたいな。
一方で、『科学的に効果が高い』といわれている勉強法も、もちろん紹介されていました。
『アクティブリコール』は、要するに「アウトプットしよう」ということなんでしょうねー。
樺沢先生もよく「アウトプット・インプット比は7対3」とおっしゃっていますが、まさにそういうことなんでしょうね。

今は ChatGPT なんかがあって、類題なんかはなんなら無限に出してくれるでしょうから、小テスト的なことをこまめにしていくのがいいんだろうと思いました。
白紙勉強法は…これはなかなか難しそうですねー。
確かにこれができたらかなりいいんだと思います。
先日、樺沢先生も「白紙に覚えたことをどんどん書いていって、書けた分がインプットできた量」と、ちょうど YouTube でおっしゃっていました。
まー大変そうです。
まさに『脳に負荷がかかる』でしょうねー。
『教えるつもり勉強法』のようなことは、昔からよくやっていたんですよね。
なぜやり始めたか、きっかけは忘れてしまったんですが…。
やっぱり、『他の人に説明できる』というのは本当にわかっていないとできないことだな、と思っていました。
分散学習は、「どれが正解なのか」がいつも議論されているように思います。
『エビングハウスの忘却曲線』のことがよく出てきますが、この『エビングハウスの忘却曲線』は復習の目安を示しているものではない、とも言われますよねー。
でもまぁ、いろいろ言われていますが、要するに『定期的に復習しろ』ってことなんだろうな、と理解しています。
その他にも勉強法についていろいろ書かれていました。
知らずに行っていて「たしかに効果があるかもしれない」と思える方法もありましたし、「全然知らなかった」という方法もありました。
その中でも納得したのが『勉強の本当の効果は、勉強している本人には実感しにくい』というところでしょうか。
それでめげてやめてしまわないように、別からサポートしたりなにか工夫をする必要がありますね。
この本を読んだきっかけとしては、やっぱり息子がが中学生になったから、というのがあります。
中学受験は中止してしまったので、高校受験をがんばってもらわないといけなくなりました。

とにかく、少ない時間で最大限結果が出るようにしないと、勉強嫌いの息子は高校に行けないんじゃないか…と心配しています。
果たしてうまくいくかどうかわかりませんが、いろいろ試してみたいと思います。
もちろん、自分自身の勉強にも役立てていきたいです。
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