涼宮ハルヒの直観

読んだ本

谷川流さんの『涼宮ハルヒの直観』を読みました。

『涼宮ハルヒシリーズ』は、2020年に Kindle Unlimited で11巻まで読めるのを発見して、そのときに全巻読みました。
この12巻『涼宮ハルヒの直観』が発売になった記念的な感じだったんだと思います。

『涼宮ハルヒシリーズ』は、第1期アニメから入りました。
まー、あのときはすごい人気でしたねー。
まさに『エキセントリック』としか言いようのないハルヒ、それに巻き込まれる SOS 団の面々。
「共学で運動部じゃないとこういう青春なのかー」と思いました。違うか。
アニメ2期の『エンドレスエイト』は、はじめは放送事故かと思いました。
そして、ちゃんと8話やると思っていませんでした…。
途中で寝てしまったような気がします…。

もちろん、全部おもしろかったです。
でも、なんというか、刹那的に楽しんでいた感がありました。
なので、小説を11巻まで読んだとき、なんかちょっとした達成感がありましたね。

今回の『涼宮ハルヒの直観』。
Amazon の検索で『涼宮ハルヒの』と入れると、サジェストとして『直観』と『直感』が出ます。
前者が正解です。
『直観』と『直感』で何が違うのか知らなかかったんですが、

  • 直感 → 説明や証明などを経ないで、すぐにものご との真相を心に感じとること inspiration
  • 直観 → 一般に、判断推理などの思惟作用を加えることなく対象を直接に把握すること intuition

とのこと。
うーん、ばくっとした感じでわからないですが、「『inspiration』じゃない方」と言われればわかるような気がします…?

表紙はハルヒと鶴屋さん。
説明文には『鶴屋さんの挑戦』という話がある、と記載されていました。
多分鶴屋さんのことだから、なにか大掛かりなことを仕掛けてくるんだろうとは思いましたが、万が一にも『決別』みたい、「実は鶴屋さんは…」みたいなのだったら嫌だな…と思いました。
大丈夫でした(笑)。鶴屋さんは鶴屋さんでした。

3つの中編が入っていました。いや、2つの短編と1つの中編、かな。
1つ目『あてずっぽナンバーズ』。
ハルヒのパワーで初詣 & 着物 & 草履の鼻緒が切れるという、コッテコテのシチュエーションになった。
ここまで思考がだだ漏れだと、こっちが照れてしまいます。
小泉くんは身長179cm・体重61kg・ウエスト71cm なのね…。
はぁ、スタイルいいわぁ…。
高校生ってこんなに背が高いんですね。(女子高出身なもので)

2つ目『七不思議オーバータイム』。
ハルヒが学園七不思議に興味を持って好き勝手作り上げる前に、あらかじめ作ってしまおうという話。
作り終わって披露したときに「勝手に作ってずるい」だけじゃなく、「8番目は私が作る」というのがすごいですね…。
普通そういう発想にならないでしょう、さすがハルヒです。
新キャラ登場ですが、いまいちよくわからないな…と思っていたら。

3つ目『鶴屋さんの挑戦』。
いやー、おもしろかったです!
その、よくわからなかった新キャラがキーマンでした。
私もミステリーは好きなんですが、『古典』と言われるものは実はあまり知らなくて。
それをコンプレックスに思っていたので、最近それなりに読み始めたんですが。

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まー、付け焼き刃なもんで、言ってることの半分もわからなかったです。
いろんな要素が含まれていて、とってもおもしろく読むことができました。
最後はちょっとモヤッとするところがありましたが、それはいつものハルヒの読了感かな、とも思います。
『not to be taken』かー。おもしろいなー。
それを、やっぱりネイティブじゃなくても「飲むな」ってとっさに思えてしまうんですね。
アナグラムか何かなのかな、と一生懸命考えたんですけど、てんで的外れでした。
付き人が男性だったというのは結構早く気付いたんですが、ひょっとして T も双子なんじゃないかと思ったんですが、それは違いましたねー。

この感じだと、まだ続編出るって期待していいのかな、と思ってしまいます。
今は高校2年生の6月くらいでしょ?
3年生になったらみくるちゃんが卒業しちゃうし、3年生になったら受験勉強とかになっちゃうかもしれないから(受験するかしらんけど、気付いたらきょんとおんなじ大学にケロッとした顔で通ってそうだけど)、せめて2年生が終わるところまではやってほしいなー。

一番最後に、著者の谷川さんとイラストのいとうさんからの京アニへのメッセージがあって、泣いてしまいました。
京アニでアニメ化されて、それで爆発的にヒットしましたから、本当に切り離せない存在ですよね。
京アニはハルヒ以外にもフルメタとからきすたとかクラナドとかけいおんとか、たくさん大好きな作品がありました。
たくさんの方が亡くなって、たくさんの方が悲しい思いをした事件でした。
どうかもう二度と、こんな事件が起きませんように。

Kindle Unlimited で読みました。

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さちこ

40代2児の母。2011年からフリーランスやってます。東京の東の方在住。
第一子が発達グレー男児で、彼が将来彼の妹に迷惑かけずに生きていけるよう、日々奮闘中です。

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