綾辻行人さんの『時計館の殺人 上』を読みました。
先日の『人形館の殺人』の続刊です。

キタキタキター!!!
…と思いましたね!
これですよ、やっぱり、期待しているのはこれです。
ページを進めて行くと表示される館の平面図。
いやー、なんという部屋ですか。
いかにもって感じで興奮しますね!
そして、今回は。
コナンくん再登場!
これも嬉しかったです。
やっぱり、『十角館の殺人』で相棒だったコナンくんが、今どうしているかというのはかなり気になっていました。
島田さんにとっては『会ったことのない被害者たち』でしたが、コナンくんにとっては『同じサークルの友人』だったわけですからね…。
私としては、コナンくんのことも気になっていたんですが、同じくらい守須くんのことも気になっています。
彼…どうなったんでしょうかね…。
結局、これ以降彼のことが話題に上がることもほぼない感じなので(Kindle なので『守須』などで検索できます)、彼がどうなったのかはわかりません。
念のため、ChatGPT にも聞いてみたんですが「明言されていません。読者に委ねる形になっています」的な回答でした。
そこを明言してほしかったんですが…まぁ、仕方ないか。
私としては…やっぱりちゃんと罪を償ってほしいかな。
コナンくんは工学部だったはずなのに、綺譚社という出版社に入社していたようですね。
それはうらやましい。
そこから、『鹿谷門実』としてデビューしていた島田さんと再会するなんて…。
運命的ですね…。
まぁ、「小説だから」と言われればそれまでですが。
にしても。
この先は『鹿谷門実』と呼ばれていくわけですか…。
なんだか慣れないですけど…そのうち慣れていくのかな。
前々回の『迷路館の殺人』で初めてその名前がでてきたものの、その次の『人形館の殺人』では『島田』の名前で手紙を書いていたので、その時だけの一時的なものだと思っていましたが…。

なんか、「島田さん」が、とってもしっくりくる感じだったのでね。
ドラマ『十角館の殺人』で島田さんを演じられていた青木崇高さん、『島田さん』というのがものすごくしっくりきてたんですよね。
なので、ちょっと残念。
まぁ、名前が変わるだけで別に何も変わらないんでしょうけど。
さて。
『降霊術』なんかだと『探偵学園 Q』 に出てきた『降霊術殺人事件』を思い出します。
あれもやっぱり「口でマフラー引っ張る」という『トリック』がありました。
今回も、「手を入れ変えたのかな」とは思いましたけど、そんなに一瞬離してパッと掴ませるのって、私なら失敗する自信がありますねー。
もう1人の方の手に触れちゃってグダグダになると思います(笑)。
しかし、一晩でそんなにたくさんの人をいきなり殺害っていうのは…なかなかすごい話ですね…。
せっかく企画で一同に介したわけですから、「このチャンスで一網打尽に」という気持ちは…まぁ、わからないでもないですけど。
もう、何なら建物ごと爆破してしまえばいいんじゃないかな、なんて思っちゃいますけどね…。
まぁその辺はご近所さんとかそういう大人の事情とかで難しいのかな。
それにまぁ、謎もへったくれもなくなってしまいますけどね。
光明寺さんが鹿谷さん(島田さん)の隣の家に住んでいた、というのは完全に偶然だったんでしょうけど、そのおかげで事前情報がいろいろ手に入った感じですね。
それこそ「小説だから」と言われたらそれまでなんですが、その事前情報がなかったらいろいろ詰んでしまっていたかもしれませんねー。
しかし、鹿谷さんは結局中には行かず、外からのアシストで解決まで導く感じですかね?
まぁ、1番最初の『十角館の殺人』のときも、実際に十角館に行って殺人現場に立ち会ったわけではないですしね。
『殺戮のディープブルー』の明智さんポジション的な感じなんでしょうか。

今回、「なんか話が終わらないうちに本が終わっちゃうな」と思ってたら、これは上下巻でしたね。
まだ半分かー。
あと何人殺されるんだろう…?
恐ろしいです。
最初は「例の大学生4人がターゲットなのかな?」と思っていたんですが、最後のところでカメラマンも殺されていますもんね。
どういう理由でそうなっちゃうのか、ちょっとまだわからないから怖いですね…。
下巻も楽しみです。
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