堀江貴文さんの『捨て本』を読みました。
堀江さんの本は『今やらないやつはバカ! 堀江貴文の ChatGPT 大全』以来です。

私は堀江さんについて何も知らなかったんだな…と改めて驚いた一冊でした。
…まぁ、私は彼にとって何でもないし、知らなくても構わないんでしょうけど…。
まず、ご結婚されていたこと、お子さんがいらっしゃることも知らなかったですし、『仲間に裏切られたから刑務所に収監された』的な背景もまったく知りませんでした。
一応、以前読んだ本で「福岡の八女から上京してきた」というのは知っていたんですけど、競馬が好きなこと、元々は文系だったこと、ご両親とはあまりご連絡を取っていないこととか、全然知らなくて「へぇー」っていう感じでした。
結構びっくりすることが多かったです。
タイトルを見た時に、「片付けの本まで出していたのか…」と思ったんですが、これまた全然違いましたねー。
こんまりさんの『人生がときめく片づけの魔法』的な本かなと思ったんですよ。
そういう『物理的な片付け』についてもちょっとは書かれていましたが、大部分は彼の価値観の話だったように思います。
堀江さんがが今『定住』はしていなくてずっとホテル暮らしだというのは、何かで見て知っていました。
…ぶっちゃけ、そういう生活にちょっと憧れる、というのはありますね。
多分、長期滞在でもホテルに頼めばこまめに掃除とか洗濯とかもしてくれるんでしょうし、(ほぼ)毎日自分でやっている私は「うらやましい」と思ってしまいますが。
でも、さすがにできないかなー…やっぱ突き抜けてるな、と思います。
福岡の八女というところがどれぐらいの規模の都市なのか知らないんですが、Google 検索で表示された写真を見るに、きっとそこまで都会ではないんだろうな、という印象です。
(多分)田んぼと(多分)湖がとてもきれいに写っている写真が何枚もありました。
そして、そういうところで堀江さんのような人が育っていくのは、とっても大変だっただろうなと思います。
以前、精神科医の益田先生が「彼は完全にギフテッドで OE」とおっしゃっていました。

堀江さんの著書を読んで、そのバイタリティなんかの一端を知ってしまうと、「多分そうなんだろうな」と思います。
『普通の人たち』には理解してもらえなかっただろうなと。
本書にはあくまでサラッとした感じで書かれてはいますが、結構大変な幼少期を送っていたんだなという感想です。
「堀江さんが東京に出てこなかったら」とか、「理転していたら」とか、そういうことがあったら、きっと今の堀江さんはまったく違う形になっていたんだろうな、と思うとなんだかおもしろいです。
今回の本は、なんというか「新事実がわかってハッとした!」とかそういうことよりも、「こういう価値観の持ってる人もいるんだな」という感想の方が強かったです。
あとはまぁ、人間関係のしがらみで悩んでいる人にとっては、ちょっと元気が出る本かもしれないですね。
「そんなに悩むんだったら捨てちゃえば」みたいに言ってくれているのは、案外いいのかもしれないなと思いました。
ほんと、世の中にはいろんな人がいるんだなぁとしみじみ思いました。
Kindle Unlimited で読みました。
[AD]捨て本 [AD]Kindle Unlimited
コメント