樺沢紫苑先生の『感謝脳』を読みました。
樺沢先生の本は『19歳までに手に入れる 7つの武器』以来です。

『感謝脳』、ようやく読めましたー。
よかったよかった。
やっぱり樺沢先生の本はおもしろくてためになりますねー。
正直、感謝については結構自信があったんですよ。
なぜなら、以前受けたVIA強みテストで『感謝』が1位だったからです。

ちなみに、同率の1位で『好奇心』もありました。
いつも『感謝についての本』だと、どうしてもスピリチュアルの方向に行ってしまって、気持ち悪く感じることが多かったんです。
今回は樺沢先生の本ということで、きっと大丈夫だろう、と。
そして、大丈夫でした。
『感謝の3つの段階』については、なるほど納得できるものでした。
以前読んだ『精神科医が見つけた 3つの幸福』でセロトニン・オキシトシン・ドーパミンの三段重を知り、深く深く感銘を受けました。
そして、今回の『親切への感謝』→『日常への感謝』→『逆境への感謝』というのも、なるほど本当にうなづけるなと思いました。
『感謝脳』のステージとしては「何が起きても、ありがとう」という状態には到達できていないな…と思いましたね…。
「そもそも最初から、24時間365日、常にありがとうと感謝せざるを得ない出来事しか起きていない、という事実に気づく」とあり、確かにそうだよな…とは思いました。
『「当たり前になっているもの」「すでにあるもの」にフォーカスすると、感謝が日常に溢れてきます』というのは本当だと思った。
これがセロトニン的な感謝ですね。
まぁ、日本という国に生まれて、とりあえず仕事もあって、食いっぱぐれることもなくて、夫と子供たちに囲まれて、安全に過ごせているだけで、『奇跡的な確率』だということは、本当に感謝しないといけないな、と思いました。
ただ、常々思っていることなんですが、いわゆる『他者との比較での感謝』だと、なんかモヤッとしちゃうんですよね…。
いわゆる「世界では飢餓に苦しんでいる人がいるんだから」的な感じの比較です。
それはどうしたらいいんでしょうか?
気にしなくていいことなのかな…。
それとも、まだまだ修行が足りないということなんでしょうか。
本書の中に『自分の機嫌は自分で取る』という文章がありました。
これは、以前読んだ和田秀樹先生の『なぜか人生がうまくいく「明るい人」の科学』にも書かれていましたし、勝間和代さんの『人生確率論のススメ ~運でなく、確率を支配しよう~』にも「運が良くて親切じゃない人は見たことがない」的なことが書かれていました。


親切だということは、機嫌が悪くないってことなんだと思います。
機嫌が悪かったら親切にできないですもんね。
きっとそうなんだろうと思います。
うちの息子はいつもすぐカッとなって機嫌が悪くなってしまうんですよね。
いわゆる『フキハラ』(不機嫌ハラスメント)の話は良くしているんですけど…。
そこは直して欲しいなと思っています。
『自分の機嫌は自分で取る。すると、感謝の恩恵も最大限に受けられるのです』というのは、本当だと思います。
この世が感謝で溢れれば、きっと戦争なんかなくなるんでしょうけど…。
最初の方に書かれていた『イラン・イラク戦争』のときのトルコの人たちが日本人にくれたお返し。
知らなかった話なのでびっくりしたのと同時に、本当に温かい気持ちになりました。
こういう感謝が溢れればいい…と思いますが…まぁ、私ができることはたかが知れているので、とりあえず自分の手の届く範囲、自分の身の回りに、感謝が溢れるように行動していくところから始めたいなと思いました。
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