大迷宮

横溝正史さんの『大迷宮』を読みました。
横溝さんの小説は『仮面城』以来です。

仮面城
横溝正史さんの『仮面城』を読みました。横溝さんの小説は『黄金の指紋』以来です。今回は短編集、4つの話が入っていました。最初は表題作『仮面城』。いやぁ、今回もジュブナイル感がありますねぇ。そしてやっぱり、民間人を巻き込み過ぎなんだよなぁ…。た…

「金田一耕助」シリーズ全28巻もラストスパートです。
今回の『大迷宮』が22巻目でした。
前回読んだのは『仮面城』ですが、シリーズ的には『大迷宮』の直前の巻は『真説 金田一耕助』です。
これ、安かったから直接買っちゃって先に読んじゃったんですよね。
(他は Kindle Unlimited で借りています)

真説 金田一耕助
横溝正史さんの『真説 金田一耕助』を読みました。横溝さんの小説は『金田一耕助の冒険』以来です。この『真説 金田一耕助』は、先日まで読んでいた『「金田一耕助」シリーズ』の21巻目とのこと。『扉の影の女』の先の本にあたります。ただ、中身を読んだ…

やはり今回もジュブナイルものでした。
そして、『黄金の指紋』でも出てきた『怪獣男爵』が登場します。

黄金の指紋
横溝正史さんの『黄金の指紋』を読みました。横溝さんの小説は『迷宮の扉』以来です。今回はこの長編1本だけ。前回の『迷宮の扉』同様、とってもジュブナイル感のある物語でした。読んでいると、『少年探偵団』的な感じがすっごくあり、この年頃だったらとて…

どうやら『黄金の指紋』よりも前の話らしく、『怪獣男爵』(未読) →『大迷宮』(今回)→『黄金の指紋』という順番とのこと。
…だったら、その順番に収録してくれんかね…。

さらにさらに、今回の目玉はなんといっても双子ではなく『三つ子』です。
最初に『鏡三』が出てきて、次に『剣太郎』が出てきたので、「うわ、三つ子か!」となりました。
残りの一人は『珠次郎』です。
剣・珠・鏡の三種の神器から取られているらしく、なかなかすごいお名前ですね。
しかも、三つ子の一人ひとりの体に『鍵』が埋め込まれていて、それで財宝への扉が解錠できるようになっている、と。
これ、結構残酷ですよね…。
本人たちはこれについての事情をまったく聞かされていませんし。
実際に、鍵が入っていた『おでき』が痛くなっちゃっていますしね。

横溝先生の話で、以前読んだ『迷宮の扉』、これにちょっと似ているなと感じました。

迷宮の扉
横溝正史さんの『迷宮の扉』を読みました。横溝さんの小説は『殺人鬼』以来です。今回は3つの話が入っていました。最初は表題作『迷宮の扉』。東京湾を挟んで建っている2つの洋館、そこに住む元シャム双生児の双子。…なんだか「いかにも」という舞台設定で…

タイトルもちょっと似ていて、しかもこちらは双子、元『シャム双生児』が出る話でした。
今回は三つ子でしたし『シャム』ではありませんでした。
さらに『迷宮の扉』のときとは違って、3人とも生きていました。
ですが、やっぱり似た話だな、と思いました。

主人公はこの三つ子ではなく、立花滋という少年です。
彼が、彼の家の近くにできたサーカスを見に行くところから、物語が始まります。
その後、親戚のお兄さんに誘われて軽井沢に行き、大雨で迷い込んだ洋館で、サーカスで見たブランコ乗りの少年・鏡三とそっくりな子を見つけます。
そして、朝起きたら館の中がもぬけの殻になっていた…という、摩訶不思議な話です。
それにもちゃんと理由があって、そしていつも通り金田一さんがちゃんと出てきます。
一晩で煙のように家具や調度品がなくなってしまった理由は、同じようなロケーションにレイアウトが同じ洋館が3軒建てられていて、気を失った隙に移動させられていた、というもの。
その洋館は地下でつながっているので、金田一さんとともにその地下迷路へと踏み込む…と。
…いやいや、こんな少年は連れて行ったらダメでしょー。

サーカス団に洋館に気球に暗号、三つ子に一つずつ隠された鍵。
どれも大冒険を思わせるワクワクした小説となっていました。
金田一耕助という安定した名探偵も登場して、読者の少年少女たちと同年代の男の子が活躍するお話です。
…幼い頃にこんな小説を読んだら、本が好きになるだろうなーと思いました。
いいですねー。

Kindle Unlimited で読みました。

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さちこ

40代2児の母。2011年からフリーランスやってます。東京の東の方在住。
第一子が発達グレー男児で、彼が将来彼の妹に迷惑かけずに生きていけるよう、日々奮闘中です。

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