青村有吾さんの『体育館の殺人』を読みました。
久しぶりに、作者からの挑戦状があるような小説を読んだ気がします。
この手のものを前に見たのは
早坂吝さんの『○○○○○○○○殺人事件』以来なような気がします。
今回もその時も、私はちっともわかりませんでした(笑)。
探偵役である裏染天馬くんは、学校に住んでいるヲタク少年。
テストで900点満点を獲得してしまうような少年ですが。
彼は言葉の端々にヲタク用語が見られるんですが、
結構な割合で理解できました。
2012年にこの小説でデビュー、とのことで、
そのちょっと前あたりが、私が人生で一番アニメを見ていた時期だったので(笑)。
殺されたのは放送部の部長の男子。
『体育館の殺人』というくらいなので、
通っている高校で殺害されます。
殺されるのは彼だけでした。連続殺人事件ではなかったです。
金田一くんとかとは違って。
いろんな生徒たちの話を総合して容疑者に迫っていくのは
なかなかおもしろかったです。
最後の最後でちょっとした暴露があるのもゾクッとしました。
どうやら『裏染天馬シリーズ』として4巻まで出ているようですね。
高校生だね~、青春だね~。オバハンの戯言です。
機会があったらシリーズの他の作品も読みたいです。
Kindle Unlimited で読めます。
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