人づきあいはコスパで考えるとうまくいく

読んだ本

勝間和代さんの『人づきあいはコスパで考えるとうまくいく』を読みました。
勝間さんの本は『40歳からの「仕事の壁」を越える勝間式思考』以来です。

勝間さんのコミュニケーション本です。
人づきあいを『コスパ』で考える、という勝間さんらしい観点の本で、でも再現性がありそうなので万人に参考になる内容だと思いました。

今回は『人づきあい』という部分に焦点を当てた内容でしたが、結局は『生き方』についても書かれていたように思います。
自分に余裕がないと人にやさしくできないとか、体調が良くないと厳しい対応になってしまう、のような『心身ともに健全であることが第一』というのは、いつも通りの内容ですね。
それについては私も本当にその通りだと思うので、常に気をつけていきたいと思っています。
…自分の体調が悪いときは、やっぱり人にやさしくしたりとかできないですもんね…。

本書には、『こういう人には気をつけましょう』的な項目が何回か出てきたんですが、中に『学生時代から長くつきあっている友人がたくさんいるかどうか』『日ごろは身なりにまったく構わずスッピンでいつも同じ服を着ていたり』『(SNS の)他者の投稿にはほとんどコメントをしていない』という項目があって…「あれ、私のことだな…」と思ってしまいました…。
学生時代の友人で今もずっと続いているのは多分1人だけです…。
地元には年に1回帰ればいい方ですね…。
基本的には、着心地の良い服を何年も着ているし、メイクはほとんどベースメイクしかしていないです…。
Twitter(現 X)はほぼ見る専門…。
やばいなー、『勝間さん的人づきあい』の観点から見ると、私はダメダメなようでがっかり。
社会人になってからの友達は何人かいますけど、大学が地元でかつ現在地元に住んでいないと、大学時代の友達って続かないですね…。
いやー、『ヤバいヤツ』認定されないように気を付けます。

『サイコパス気味の人』の話とか、『クソバイス』の話とか、いろんなものが載っていました。
そう言えば、自分の周りにはそんな人いないな…と思いました。
それは、きっと幸せなことなんでしょうねー。
まぁ、あとは、そこまで人と深く付き合っていないから、かもしれないですが…。

あと、うちの中1の息子(発達グレー児)はよく人の会話を奪うんです。
たびたび注意しているんですけどね。。
前のめりになって自分のことばっかり話しますし、相手が興味のない話題でも好き勝手にずっとずっと話し続けます。
気をつけないと、本当に嫌われてしまいますね…。

『相手の話はただ聞けばいい』というのは、なかなか刺さる言葉でした。
やっぱり、ついつい『アドバイス』をしてしまいがちかもしれないなー、と反省です。
特に子どもと話しているとそうなりがちです。
これが、『クソバイス』につながってしまうんですね。
自分にも経験がある話ですとついそっちの方向に膨らませていろいろ話してしまいますので、気をつけたいです。

『人間関係はスキルだから身につけることができる』というのは、とても頼もしいお言葉です。
学校に行く意義がいろいろ話題になることがありますが、一番は『勉強』ではなく『人づきあいのスキル取得』ですね。
家族でしかいない状態ですと、複雑なコミュニケーションを教えるのはやっぱり難しいと感じています。
小学校・中学校・高校・大学と経験して、学区が広がっていって様々な人と出会って、「世の中にはいろんな人がいるもんだ」というのが本当によくわかりました。
それは、家族の中だけでは経験できないことですからねー。

ちょっと私語りなんですが。
先日、授業参観に行って他のお母さんと話したとき、とある学用品の話題になりました。
幼稚園のものをそのまま使わせているお母さんから「(入学のとき)新しいの買ったんだね」と言われたんです。
私の中では、それを『買わない』という選択肢がなかったので当然のごとく購入したんですが、「そのお母さんはそうじゃなかったんだ」ということを、その瞬間に理解しました。
なので、娘にはちょっと悪かったんですが「娘がピンク色のが欲しいって言ったから買っちゃったんだよね」と曖昧に返しました。
相手のお母さんに不快にさせなかったかな、と心配したんですが…。
一瞬だったんですが、めちゃくちゃ頭使ったような気がしました。

『ハピネス・カーブ』という言葉を初めて知りました。
この『ハピネス・カーブ』を、中年期からまた上げられるかどうかのキーが『感謝』だというのは、なるほどなと。
その部分は、先日読んだ『感謝脳』とも共通しているな、と思いました。

会話で相手をやり込めるんじゃなくて、気持ちの良いコミュニケーションを取れるようにしていけば、おのずといい人間関係がついてくる、ということですかね。
『気持ちの良いコミュニケーション』を心がけていきたいと思います。
ネット上の見ず知らずの人にも、周りのお友達にも、そしていつも一緒にいてくれる家族にも、ですね。

さちこ

40代2児の母。2011年からフリーランスやってます。東京の東の方在住。
第一子が発達グレー男児で、彼が将来彼の妹に迷惑かけずに生きていけるよう、日々奮闘中です。

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