モネ 睡蓮のとき に行ってきました

行ってよかった

国立西洋美術館で開催中の『モネ 睡蓮のとき』に行ってきました。
美術館は先日の『ちひろ美術館・東京』以来、国立西洋美術館は『憧憬の地 ブルターニュ展』以来、モネ展は上野の森美術館の『モネ 連作の情景』以来でした。

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娘が学校の生活科見学で上野動物園に行く予定だったんですが、天候不良のため順延からの中止になってしまいまして。
娘が「上野動物園に行きたい」と夫に行っていたのを見て、「私と息子は美術館に行ってもいいか?」と聞いたところ OK をもらえたので、みんなで上野に行ってきました。
その日はとっても晴れていたので、人も多かったです。

『モネ 睡蓮のとき』のチケットは『アソビュー』アプリで取ったんですが、日付・時間指定などはありませんでした。
着いたのは10時ちょっと過ぎだったんですが、すでに結構並んでいましたね…。
ただ、チケット販売の列の方にたくさん並んでいたので、私達はさっと入れてラッキーでした。

中もなかなかの混雑ぶり。
ざっくりと年代ごとには分けられていましたが、似ているモチーフごとに分類されている感じでした。
以前行った上野の森美術館の『モネ 連作の情景』のときは『睡蓮』関係の絵はあまりなかったんですが、今回はメインが『睡蓮』って感じでしたね。
そのかわり、『積みわら』系はありませんでした。

途中で円形の広い空間に出るんですが、そこには『睡蓮』がぐるっと囲むように配置されていました。
いわゆる『睡蓮の間』を模した感じなんですかね。
白く明るい空間に睡蓮を見ることができて、なんか不思議な感覚でした。
そこにあったのが、『睡蓮、柳の反映』。
あー、これが見たかったんだよなー、と感動もひとしおでした。
上半分がざっくりとなくなっている『睡蓮、柳の反映』は、睡蓮の池に柳の木が映り込んでいる様を描いたものです。
保存状態が悪かったみたいで上半分が欠損してしまい、更に白黒写真しか残されていなかったとのことで、修復はとても大変だったことと思います。
でも、たった1年でやったそうで…通常は2~3年かかるみたいなんですが。
欠損部分はそのままに、キャンバスから外してもうちょっと大きなところに貼り付けたような感じでした。
縁の部分まで見られておもしろかったですね。
欠損しているところにも、なんだか言いようのない魅力を感じました。
『ミロのヴィーナス』的な感じなんでしょうか?
松方コレクションとのことだったんですが、前回行ったときは展示されていなかったんですよねー。

途中で実際のモネを写しているビデオも上映されていました。
あー、この人も映像がある時代まで生きていた方だったんですね。
以前見に行った『マティス展』のときもマティスの映像がありました。

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モネの映像はもっと古い感じで、昔の映像にありがちなちょっと早回しのものでした。
息子が「ずいぶんキビキビ動く人だね」と言っていたのがおもしろかったです。

最後の部屋の絵は、ほとんどがモネのアトリエにある睡蓮の池周辺のモチーフだったんですが、もうよくわからない。
荒々しい筆使いで書かれているものが多くて、近くで見ちゃうと何なのかわからないものが多かったです。
最晩年は白内障も患っていたようなので、その影響もあるんですかね…。
タイトルを見て、ちょっと離れた位置から見て、ようやく「そうか」と思う感じでした。
…まぁ、素人なので許してください。
中心は絵の具をびっしり使って(物理的にも)盛り上がっているんですが、端の方は結構白いままだったり。
なんというか、圧倒されそうなほどの情熱が伝わってきました。

その後は常設展を見てきました。
こっちは『印象派』のモネとは違い、宗教がのようなくっきりとした絵が多かったですね。
もちろん、ピカソみたいな絵もありますが、前回見たゴッホの『ばら』は展示されていませんでした。
あとは…松方さんの肖像画ですかね…。
以前『美しき愚かものたちのタブロー』を読んで以来初の国立西洋美術館だったので、この絵を見るとなんだかジーンとしてしまいました。

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常設展を見終えたあとでミュージアムショップに行こうかと思ったんですが…。
入口から入って奥の方にある普段の店舗は普通に入れたんですが、入口から入ってすぐのモネ展のショップに入るには、いったん外に出て並んでからだそうで…。
息子がねー「嫌だ」って言うもんでねー…やめておきました。
ちょっと残念だったんですが、まぁ仕方ないかな。

今回は娘がいなかったので、すぐ「疲れた」と言って休憩させられることもなく、ゆっくりと見て回ることができました。
娘にも見せてあげたいという気持ちもありますが…まぁ、たまにはね。
国立西洋美術館にももう1回行きたいと思っていたので、とても良かったです。

モネ 睡蓮のとき|国立西洋美術館

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