西村栄基さんの『ドイツ人のすごい働き方 日本の3倍休んで成果は1.5倍の秘密』を読みました。
西村さんの本は初めてです。
本書の前半の方に、
第二次世界大戦でともに敗戦国となり、同じく製造業の発展で経済復興を果たして主要国の仲間入りをしたドイツを、我が国では「ヨーロッパにおける日本」とみなしてシンパシーを感じる人が多かったように思います。
と書かれていました。
「…あ、そういう認識なんだ」っていう感じでした…すみません。
私の中で、ドイツに対するイメージってほとんど何もなかったので、そんな自分にびっくりしてしまいました。
『ビール』と『ソーセージ』と『なんだか頑固そう』だけで…。
やっぱり歴史とか地理とかの勉強をしてこなかったことが如実に出てしまいますね…。
もちろん、第二次世界対戦のあたりのことはそれなりに知っていますが、最近のことだといまいちピンとこなかったです。
GDP が日本を抜いて世界第3位になったというニュースを聞いた覚えはありました。
効率的に働くっていうのはいいことですね。(小並感ですみません)
『午前中に会議をしない』というのは、まぁいいだろうなぁと思いますね。
頭が冴えているうちにババババッと片付けたいですね。
ただ、クライアントから指定されるのは午前中が多いですね…困りものです。
しかも、『1対1』ではなく『1対5』(私が1)ぐらいの会議が多くて、そのうちの3人ぐらいはまったく発言しない人がいる、みたいなのも結構あります。
何もしゃべってくれないと、「この人何でいるんだろう…」って思ってしまいますね…。
多分、隠れて(るかわかりませんが)別の仕事片付けてるんだろうなー…って。
クライアントの社内の問題ですから私には関係ないですが、「入らなくてもいいのでは…?」とは思ってしまいますね。
まぁ、さすが日本企業だな、と。
『整理整頓大事』というのは共感 & 納得 です。
物を探してる時間が本当にもったいないですね。
この部分は子供に徹底したいなと思うんですが…気がつく部屋は散らかされていますね…。
「元あった場所に戻すだけだよ」と言ってもやってくれない。
元あった場所がわからなくなっているってことなんでしょうか。
時間かけて教育していくしかないのかなー。
特に息子の部屋がものすごく汚いのが私の中で結構ストレスなんですけど…。
見なければいいってことなのかな…。
『問題を表面だけ取り繕う』というのは、本当に日本人っぽいなとつくづく思います。
以前、友人が「毎月の売上の計算を、土曜日1日休日出勤して、3~4時間かけてやる」って言ってたのを思い出しました。
多分業界最大手食品メーカーの営業さんでした。
「マクロ組んだりできないの?」って聞いたんですけど、「作っている時間がもったいない」と…。
いやいや、1回作れば使い回せるじゃん…と思ったものです。
まぁ、それも20年以上前の話なので、今はちゃんと改善されていると信じたいです。
もう付き合いがなくなってしまったのでわかりませんが。
まだそういうところあるんでしょうか?
前職でパートさんが4~5時間かけてる仕事をマクロでできるようにしてあげたら、ものすごく感謝されましたもんね…。
ドイツ人は2~3週間のお休みを取るというのを聞いて、大学時代に受けた授業を思い出しました。
アスキーの創業者の西和彦さんが私の通っていた大学で講義をしていて、その時に聞いた話です。
「日本人は1週間ぐらいしか休みを取らないから、仕事が嫌になるピークぐらいで休みが終わってしまって、復帰がめちゃくちゃしんどい。2~3週間休みを取ったら、1周回って仕事したくなるぐらいに復帰になるから、ちょうどいい」と。
聞いたときは学生だったのでいまいちピンとこなかったんですが、今なら納得できるような気がしますし、この話とも合致する感じですね。
まぁ、やっぱり仕事を効率的にやることが大事なんだろうなと思いました。
何かいいアイデアを探して本書を読み始めたんですが、『仕事の棚卸し』なんかはしてみようかなと思います。
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