有栖川有栖さんの『スウェーデン館の謎』を読みました。
先日の『ロシア紅茶の謎』と同じ『<国名シリーズ>』です。
とても悲しい話でした。
まぁ、旦那がバカだったせいで子供にしわ寄せが行き、最後は奥さんも自分の母親も岳父をも不幸にしてしまった、という話だったような気がします。
「犯人はひょっとしてこの人かな」という目星は、そこそこ早い段階からついていました。
と言っても、別に私の推理が冴え渡ったわけではなく、「なんとなくこの人が犯人なんじゃないかな」というレベルですが。
まぁ、元気がなかったところでそう思った感じです。
にしても、やっぱり夢の中は現実で起きていることが反映されるんですねー。
以前読んだ『アリバイ崩し承ります』のエステの話や、『お電話変わりました名探偵です リダイヤル』の宇宙人の話でも、寝ているときに外部から受けた刺激を夢として認識しているというのが出てきました。
今回も結局そういうことだったんですかね。
以前もそう思ったんですけど、寝ている時に動かされた記憶がないので、そういう経験をしたことないんですよねー。
あとは、体重によってそんなに足跡の深さって変わるんだな、という感じです。
以前読んだ『雪密室』にもそんなくだりがあったような。
体重が重要になってくるといえば、『金田一少年の事件簿』の『魔術列車殺人事件』
地獄の傀儡師初めての事件ですが、部屋に置いてあったヒスイの原石を持ってロープにぶら下がらないと降りられなかった、というシーンがありました。
でも、今回は「まさか」というトリックでしたねー。
あと、子供に脅しをかけるのとか、やめませんか…?
こういうできごとは、子供の心を縛ることになるので本当にやめていただきたい。
『ミステリと言う勿れ』のセメントの話ですよ。
火村先生は、わざわざ福島にまで行ったにも関わらず、事件を解決するだけで観光もあまりできずで、かわいそうでした。
福島はとてもいいところなので、今度機会があったらゆっくり見に行ってほしいと思います。
関東と比べてしまうと雪深くはありますけど、東北の中でも暖かくてとてもいいところです。
まぁ、私は福島には住んだことはないんですけどね…。
今回の解説は宮部みゆきさんだったらしいんですよ…。
く、くやしい…。
私、宮部さんの大ファンなので…。
まぁ、合本版はお得だけど解説がない、わかっているんですけどねー。
コメント