和田秀樹さんの『どうせ死ぬんだから 好きなことだけやって寿命を使いきる』を読みました。
和田先生の本は『60歳から女性はもっとやりたい放題』以来です。

相変わらず、和田先生の本は分かりやすく簡潔にまとめられていて、さくっと読めるので楽しいですね。
ついついいろいろ読んでしまいます。
私は現在45歳なので、さすがに80~90歳にになった時のことを考えるにはまだ早いような気もしますが、久坂部先生の本でも『死は誰も練習することができない』と書いてあったので、前もって『予習』したくなってしまいます。

まぁ、今回のこの本にも「自分はどうやって死にたいのか、ちゃんと考えておいた方がいい」というような記述が何回も出てきたので、考えたいなと思いますねー。
タイトルにもなっている『どうせ死ぬんだから』という言葉、自分で唱えてみるといいなと思いました。
確かに、その境地になれば、大抵のことはなんかやれるような気がしますし、大抵のことは受け入れられるような気もしてきます。
『自分が稼いで作ったお金は自分で使い切る』ということを念頭に、元気でいるうちにいろんな楽しいことをたくさん経験して、仮に寝たきりになったとしてもそのときを思い出して幸せな気持ちになれるように生きよう、というような感じが今回のコンセプトだと思います。
まさにその通りですねー。
別の本でも、『死ぬ時に後悔すること』として、『もっと自分に正直になれば良かった』みたいなことが書かれていたりとか、『元気なうちにもっとやりたいことをたくさんやればよかった』というようなことが書いてありましたが、まぁそうですよね。
ついつい周りからの刷り込みで、「老後の資金を貯めなきゃいけない」と考えて、節約したり今楽しめそうなことを先延ばしにして貯金に回してしまったりするですが、それって本末転倒ですよね。
幸い、私の周りでは「遺産相続で苦労した」みたいな話はまだ聞いていないんですが、まぁ多分私が聞いていないだけで、きっとどこかしらにはあるんでしょうしね。
私は2人姉妹で、親は常々「遺産と呼べるものはない」と言っていますし、私もアテにはしていないですが、いざどうなるかわからないですよね…。
で、私には子供が2人いるんですが、そもそもそんなたくさん残せないでしょうけど、残ったものに対して2人がいがみ合って取り合いになることは想像したくないなと思ってしまうので、使い切ろうと思います(笑)。
久坂部先生の本と同様、やはり「『癌で死ぬ』ということが、なんだかんだで幸せなんじゃないか」と書いてありました。
私もそれは納得しています。
5ちゃんねるのまとめサイトなんかでは、「癌で死ぬのなんて、痛そうですごく嫌だ」みたいなことがよく書かれていて、やっぱり「ピンピンコロリ」というか、「急に死ぬ方がいい」みたいな書き込みもよく見るんですが…やっぱりそれだとめちゃくちゃ『痛い』と思うんですよね…。
まさに『死ぬほど痛い』わけですから。
癌は、直前まで『ペインコントロール』もできるわけですから、そっちの方がいいような気がします。
『自分の寿命を感じながら生きる』というのはまだ想像できないですし、ひょっとしたら死神に付きまとわれているみたいで怖いかもしれないですけど、「あとどれぐらいが生きられる」みたいな大体の目安がわかってた方が、安心できるような気もします。
私もやっぱり癌で死にたいなって、最近は思うようになりました。
突然死は…やっぱり嫌です、怖いです。
まだ元気で頭もはっきりしているうちに、自分の死に方をちゃんと考えるというきっかけになったので、はやっぱり読んで良かったなと思いました。
やっぱり、和田先生の本好きですね。
Kindle Unlimited で読みました。
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